フレスコ(fresco)は、西洋の壁画などに使われる絵画技法。または、その技法で描かれた壁画。語源は「新鮮な」を意味するイタリア語である。下地に漆喰を塗り、乾く前にその上から水溶性顔料で描く。やり直しが効かないため(失敗した場合は漆喰をかき落とし、やり直すほかはない)、高度な計画と技術力を必要とする。
古くはラスコーの壁画などもこのフレスコ画の一種である。古代ギリシア、古代ローマでもフレスコ画が描かれ、ポンペイの遺跡には当時のフレスコ画が遺されている。フレスコ画はルネサンス期にも盛んに描かれた。ラファエロの『アテナイの学堂』やミケランジェロの『最後の審判』などがよく知られている。
漆喰が乾くと顔料の表面が炭酸カルシウムの皮膜で覆われるため、すべての層の漆喰は一日で描けるだけのものを準備し、素早く描かなければならないため相当の技術と経験が必要となる。
炭酸カルシウムは水に溶けないため、フレスコ画は保存性に大変優れている。
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