フリークライミングとは、ロッククライミングの一種で、安全の為の確保用具のみで、自己の技術と体力を使い岩を登るスポーツ。アブミなどの登攀の為の道具を使う人工登攀と対比される。
また、登山を前提にした伝統的なアルパイン・クライミングと対比して、手段を目的に変化させ、岩を登ること自体を目的して行われるロッククライミングのことをフリークライミングと呼ぶこともある。
いずれにせよ、自然の岩場以外に、人工の岩を登るインドアクライミングもフリークライミングに含まれる。スポーツクライミングと呼ばれることもある。フリークライミングを行う者をフリークライマーと呼ぶ。
国内ではJFA(日本フリークライミング協会)主催のジャパンツアーや、ボルダーリングを競うB-Sessionなどの競技会が有り、また、国民体育大会の競技として山岳競技種目の一環の形でフリークライミングが採用されている。ただし、2004年度を最後に、JFAはジャパンツアーの終了を宣言した(参考リンク:ジャパンツアー終了宣言)。したがって、リードクライミングに関しては、2005年度以降はジャパンカップ・日本選手権・国体山岳競技などのメジャー大会と、各ジムや地方団体が独自に行う特色ある大会とが日本のコンペ界を構成することとなる。
競技としてフリークライミングを行う場合、参加者が公平に競技を行う為に人工の岩場で競われ、競技毎に課題を新規にセッティングして初見(オンサイト)トライで登る事で競われる。
ボルダリングのグレードとしては、10級~初段~と表示する方式が国内では、ポピュラーに使われている。初心者は7級あたりから入り、3級あたりから中級で、初段では上級の域となる。世界的には、アメリカでよく使われるVグレード(Vの後に数値が入る)や、フランス・フォンテーヌブローを発祥とするフレンチグレード(数値のあとにa,b,cの文字がつく、場合によってはその後ろにさらに「+」がつく)がよく使われる。
ロープを使うようなクライミングでは米国のグレードシステム(デシマルグレード)が国内ではポピュラーに使われており、「手を使う岩登り」をあらわす5の数字に続く“.”以下の数値と記号の組み合わせで難度を表す。初心者は5.9当たりから入り、5.11から中級、5.13以上では上級となる。5.10以上においては、さらに細分化する為に5.10a~5.10dのようにa,b,c,dの英小文字をつける。また、5.10-~5.10+の様に表記することもある。二つのグレードの間くらいの難易度と判定される場合、5.11c/dや5.14d/15aのように二つのグレード表記の間に「/」を入れて表現する。デシマルグレードは世界的にも広く使われているが、その他によく使われているのがフレンチグレードである。他に、UIAAグレード(ローマ数字と「-」ないし「+」の組み合わせ、ドイツなど)、オーストラリアグレード(数値のみ)など各国独自のグレードシステムが存在する。クライマーの国際的交流が増えてきた現在、これらのグレードシステム間の対比表が整備されるようになってきている。
簡易な上半身の強化用具として、板に横棒を約20cm間隔で数本取り付けたキャンパスボードと呼ばれる器具がある。横棒にぶら下り、足を使わず登る事により、指、腕、広背筋が鍛えられる。クライミング時においては指の力がネックとなっている事が多く、指の強化は補助トレーニングとして即効性がある。
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