フランス共和国(フランスきょうわこく、République française)、通称フランスは、西ヨーロッパに位置する国。ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、イタリア、モナコ、アンドラ、スペインと陸上国境を接する(この他海外領土サン・マルタン島でオランダとも陸上国境を接し、仏領ギアナではスリナム、ブラジルと陸上国境を接する)。欧州連合加盟国。国連安保理常任理事国。
公式の英語表記は、French Republic。通称、France。
日本語の表記は、フランス共和国。通称、フランス。また、漢字による当て字で、仏蘭西、法蘭西などと表記することもあり、仏と略されることが多い。ちなみに、中国では法兰西と表記し、法と略される。
紀元前1世紀までは地中海沿岸のギリシャ人都市を除くとケルト人が住む土地であり、古代ローマ人はこの地をガリアと呼んでいた。カエサルは紀元前1世紀にガリアを占領し共和政ローマの属州とした。5世紀になるとゲルマン系諸集団がガリアを占領・移住してきた。
西ローマ帝国が滅びるとゲルマン人の一部族であるフランク族がつくったフランク王国が勢力を伸ばし始めた。カール大帝の時代には現在のフランスのみならず、イベリア半島北部からイタリア北部・ハンガリーのあたりまでを勢力範囲とした。カール大帝はローマ帝国皇帝の称号をローマ教皇から与えられた。
カール大帝の死後、王国は3つに分割された。そのうち、シャルル1世が継承した領土(西フランク王国)が今日のフランスにあたる。しかし、王国は弱体化し、各地の領主が勢力をもっていた。10世紀にカロリング家は断絶し、領主達はカペー家のユーグを王として選んだ。代々の国王は結婚などによって、他の領主から領土を得て、勢力を拡大していった。
18世紀以降はアジアやアフリカ、南北アメリカに多くの植民地を所有したものの、20世紀に入りその多くが独立を果たしたことから現在はカリブ海や南太平洋地域にいくつかを残すのみとなっている。
政体の変遷と主要な事件:
国土はほぼ六角形をなしており、北部、西部は標高200m以下の平地が広がる。東部ドイツ国境にはヴォージュ山脈、スイス国境にはジュラ山脈が延びる。フランス国土の南東部はサントラル高地が広がり、北から南へ流れ下るローヌ川を越えると、アルプス山脈につながっていく。南西部のスペイン国境にはピレネー山脈が延びる。サントラル高地の最高峰はドール山 (1866m)。ピレネー山脈の最高峰アネト山 (3404m) はスペイン側にそびえる。フランス全土の最高峰はイタリア国境に位置するモンブラン山 (4808m)。
フランスの気候は大陸性、海洋性、地中海性の気候区に3分される。海洋性気候は国土の西部で見られる。気温の年較差、日較差とも小さい。気候は冷涼であるが、寒くなることはない。国土を東に移動するにつれて気候は大陸性となっていき、気温の年較差、日較差が拡大していくと同時に降水量が上昇していく。本来の大陸性気候は東ヨーロッパ、つまりポーランドやルーマニアが西の限界であるが、フランス東部の高地、特にアルプス山脈の影響によって、大陸性気候が生じている。地中海性気候は国土の南岸で際立つ。気温の年間における変動は3種類の気候区のうち最も大きい。降水量は年間を通じて少ない。
フランス本土は、22の地域圏(レジオン)に区分され、その下に96の県(デパルトマン)がある。さらに海外には、4つの海外県と、複数の海外領土がある。
Category:フランスの都市を参照。
アエロスパシアルやエアバス、マトラなどの企業が代表するように航空宇宙産業も発達しており、ヨーロッパではロシアを除けば、フランスだけが宇宙船発射能力を持つ。 原子力発電への依存率が最も高い国である。発電用原子炉の数はアメリカ合衆国に次ぐ59基。2001年時点の総発電量5627億kW時のうち、74.8%(4211億kW時)を原子力が占める。原子力による発電量自体もアメリカ合衆国の7688億kW時に次いで2位である。フランスの発電は原子力以下、水力14.7%、火力10.4%、地熱0.1%が続く。総発電量では世界第8位を占める。
主な原子力発電所は、グラブリーヌ原子力発電所(5706千kW、ノール県)、パリュエル原子力発電所(5528千kW、セーヌ=マリティーム県)、カットノン原子力発電所(5448千kW、モゼル県)。2001年現在で発電規模世界第4位、5位、6位を占める。
就業者を上げるために、2006年3月に26歳以下の若者を2年以内の雇用なら理由なく解雇出来るという、青年雇用対策「初期雇用契約」(CPE)を制定したが、逆に若者を怒らせる結果となり、フランス国内の大学でのCPE反対の抗議活動が激化、若者が暴徒化し警官隊と衝突する事態に陥った。CPE反対に際しては労働団体も同調しており、抗議行動への参加や、3月28日には全国でTGVをはじめとする鉄道やバスなど公共交通機関の運休のほか、郵便局や公立学校などの公的機関、銀行や電力会社など幅広い業種でゼネラルストライキが行われ、交通機関などでマヒ状態に陥った。ドビルパン首相は撤回に応じないと表明したが、4月10日になり、シラク大統領がCPEの撤回を表明した。背景には学生や労働団体の猛反発による社会の混乱があったためと見られる。
ケルト人・古代ローマ人、ゲルマン系のフランク人などの混成民族であるフランス人が大半。ブルターニュではケルト系のブルトン人、アルザスではゲルマン系のアルザス人などがいる。また、コルシカ島もイタリア人に近い民族コルシカ人が中心である。言語は、公用語であるフランス語のほかに、いくつものロマンス語系の地域言語が存在するほか、ブルターニュではケルト系のブルターニュ語、アルザスではドイツ語の一方言であるアルザス語、コルシカではコルシカ語が併用されている。
伝統的にフランスは東欧などから多くの移民・政治的難民を受け入れており、低賃金労働に従事する労働者もいた一方、フランスに移住した有数な才能の手で文化や科学を発達させてきた。近年では、アフリカ・中近東からの移民が多い。彼らの中から政界・経済界や文化界、俳優・ミュージシャン・スポーツ選手など大衆文化の世界で活躍する人材が多く出ているが、ほとんどは「バンリュー」と呼ばれるスラム化した大都市郊外の団地に住んでおり、失業や犯罪率などが問題になっている。
宗教面では、国民の約7割がカトリックとされている。パリ外国宣教会はその宣教会。フランス革命以降、公共の場における政教分離が徹底され、宗教色が排除されている。近年元植民地からの移民の増加によりムスリム人口が増加し、知事も生まれた。フランスではフランス革命以来の伝統で政教分離(ライシテ)には徹底しており、2004年には公教育の場でムスリムの女子学生のスカーフはじめユダヤ教のキッパなど宗教的シンボルを禁止する法案が成立し、主にフランス国外のムスリムからは反発されている。
フランスの国防政策は1959年にシャルル・ド・ゴール政権が制定した「国防組織法」によって運営されている。大統領が最高司令官であり、その指導のもとに内閣委員会が国防政策、将官の任免、総動員令や戒厳令の宣布などの意思決定機関として機能する。核兵器を有しており、海軍の弾道ミサイル搭載原子力潜水艦により運用される。 フランス軍は陸軍、空軍、海軍及び憲兵からなり、2002年の総兵力は44万人うち、陸軍17万人,空軍7万人,海軍5.6万人,憲兵9.8万人,その他機関4万人であった。陸軍は地上作戦司令部、補給司令部、9個作戦旅団、2個補給旅団からなる。主要装備は戦車834輌、装甲車4,950輌、各種火砲802門、ヘリコプター498機である。
海軍は戦略作戦司令部と海上、対潜、掃海、潜水艦などの専門作戦司令部からなる。主要装備は弾道ミサイル搭載原子力潜水艦4隻、攻撃型原子力潜水艦6隻、原子力空母1隻、ヘリコプター空母1隻、ミサイル駆逐艦3隻、駆逐艦9隻、フリゲート20隻などである。 空軍は6個攻撃戦闘機中隊、7個戦闘機中隊、2個偵察中隊、14個輸送機中隊、5個ヘリコプター中隊、2個電子戦中隊からなり、主要装備は作戦機433機、警戒機4機、偵察機4機、空中給油機45機、輸送機131機などである。
憲兵は以前は国防部に属していたが、現在は内務省に属し、警察業務を担当する。
国外駐在兵力は約3万人で、うち太平洋地区の海外県(植民地)に約2万人、アフリカに6500人、国際連合など国際組織の指揮下に9千人がいる。
現在もフランス外人部隊8個連隊を保有する。南仏オーバニュに司令部を置き、南仏各地も駐屯、コルシカやポリネシアにも一部が駐屯する。2002年12月からコートジボワールに外人部隊2,500人が派遣され、戦闘状態にある。
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