| フグ | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | ||||||||||||||
| 界: | 動物界 Animalia |
| 門: | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門: | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 上綱: | 魚上綱 Pisciformes |
| 綱: | 硬骨魚綱 Osteichthyes |
| 目: | フグ目 Tetraodontiformes |
| 科: | フグ科 Tetraodontidae |
フグ科の魚には120種類くらいの種が含まれる。そのうち食用とする種として、トラフグ、マフグなどが有名だが、体内にフグ毒と呼ばれる強い毒を持つ種類がほとんどである。身を食用とする種でも内臓には毒があることが多い。このため関西では「めったに当たらない(昔の鉄砲は命中率が悪かった)が、当たれば命が危ない」という意味で「てっぽう」という。長崎県島原地方でフグを指す方言「がんば」は、「がんば置いてでん食わんば(棺桶を置いてでも食べなくちゃ)」の略とされている。クサフグなど、体全体に毒がたまる種もおり、このような種は食用には適さない。
汽水、淡水性のフグの一部の種は、観賞魚として人気がある(淡水フグ参照)。
フグは、山口県下関市が本場として知られるが、実は漁獲量はさほど多くない。福岡県宗像市の漁港では、従来下関に水揚げしていたフグの一部を玄海とらふぐとしてブランド化を目指して売り出した。下関や宗像など北部九州では、縁起をかついで「ふぐ」ではなく、「ふく(福)」と呼ぶ。食用のほか、本物のふぐを利用したふぐ提灯などが、みやげ物として売られてもいる。
国内では、加工場の問題もあり、漁獲されたフグの多くが下関や東京に集中するという傾向がある。最近では水揚げ漁港の側で加工場などの整備を行い、地場の名産品とすべく努力も行われている。
※1998年の県別漁獲量
| 天然 | 養殖 | ||||||
| 順位 | 都道府県 | 漁獲量 | 構成比 | 順位 | 都道府県 | 漁獲量 | 構成比 |
| 全国計 | 8,329 | 100% | 全国計 | 5,389 | 100% | ||
| 1 | 長崎 | 1,339 | 16% | 1 | 長崎 | 1,635 | 30% |
| 2 | 福岡 | 701 | 8% | 2 | 熊本 | 1,489 | 28% |
| 3 | 愛媛 | 566 | 7% | 3 | 愛媛 | 750 | 14% |
| 4 | 熊本 | 516 | 6% | 4 | 香川 | 417 | 8% |
| 5 | 山口 | 506 | 6% | 5 | 鹿児島 | 206 | 4% |
| 6 | 富山 | 500 | 6% | 6 | 三重 | 180 | 3% |
| 7 | 愛知 | 387 | 5% | 7 | 福井 | 121 | 2% |
| 8 | 新潟 | 370 | 4% | 8 | 山口 | 117 | 2% |
| 9 | 石川 | 344 | 4% | 9 | 島根 | 94 | 2% |
| 10 | 島根 | 330 | 4% | 10 | 和歌山 | 79 | 1% |
ふぐ料理は、一般的に高級料理として旬の冬場に食べられる。もっとも、近年は養殖により年中食べることが可能である。フグを料理用に捌くためにはふぐ調理師免許が必要である。
フグ毒の毒量は「マウスユニット(MU)」という単位で表される。20グラムのネズミを30分で死亡させる毒の量を1マウスユニットとしている。人間の場合5000~10000マウスユニットで致死量にいたる。
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