フォーミュラ3(Formula 3、F3)は、自動車レースの1カテゴリー。 FIAが定義するフォーミュラカー(オープンホイール)四輪レースのうち、F1、GP2の下に位置するカテゴリーである。
各国ごとに別々のシリーズを戦っているものの、マシン・エンジン・タイヤ等の基本的なレギュレーションは同一である為、それぞれのシリーズから参加者を募るレースが開催される事がF3の大きな特徴であり、マカオグランプリ(中国)、マルボロマスターズ(オランダ、2006年からbpマスターズにスポンサー及び名称変更)などは各シリーズの上位ドライバーが参戦するためF3の世界一決定戦のような性格を持つ。(コリアスーパープリ(韓国)は2003年限りで開催終了。後継イベントとして2004年にバーレーンスーパープリ(バーレーン)が開催されたが1回限りで終了)
シャシー、エンジンは参戦チームがメーカー製造のものを購入して組み合わせて使用する。シャシーは現在は各シリーズともイタリアのダラーラが製作したものが主流となっているが、童夢(全日本)やローラ製(全日本以外)のシャシーを使用するユーザーも少数ながら存在する。過去には他にマーチ、ラルト、レイナード、トムス(自社製作)、マルティニなどが参戦していた。
参戦費用高騰を防止する為にシャシーについては新型発売の年からの3年間はモノコックを含めて車体の基本設計を変えるモデルチェンジは禁止されているが、それ以外のパーツはアップデートキットとしての発売は認められている。また2002年からECU(エンジンコントロールユニット)はドイツのメーカーのボッシュが統一した仕様で全てのエンジンに供給をしている。それに伴いディスプレイもボッシュ社製のが使用されている。
F1及びGP2で認められているセミオートマチックトランスミッション、カーボン製のディスクブレーキ、その他のハイテクシステム(アクティブサスペンション、トラクションコントロールシステム等)の搭載及び使用は禁止されている。
エンジンも各メーカーの市販車搭載の4気筒非過給で2000ccまでのをレース用に改良したもので、リストリクター(エンジンへの吸気量を制限する装置)を装着した状態で出力は200馬力前後を発生する。(吸気口のサイズが変更される以前までは170馬力程度だった)現在各シリーズでは、無限(M-TEC)、ルノー(ソデモ)、オペル(スピース)、トヨタ(トムス)、メルセデス(HWA)が主流。(カッコ内は開発を行っているチューナー名)ただしオペルはワークス活動を2004年をもって終了しており、現在はカスタマー供給のみとなっている。
タイヤはレギュレーションで各国選手権ワンメイクとされ、イギリス選手権ではエイヴォン、マカオGPはヨコハマ、全日本選手権ではブリヂストン、ユーロF3とマルボロマスターズではクムホ、ドイツ・イタリアF3はハンコックのタイヤが使用されている。晴用のスリックタイヤ及び雨用のレインタイヤもそれぞれ1種類と決められている。
マシンは、これまで外国製ではダラーラ・マーチ・ラルト・レイナード・マルティニ・ボウマン等が参戦していたが、現在ではダラーラが主流となっている。国産では、かつてはハヤシ、トムスが参戦しており(トムスについては実際は英国法人のトムスGBが開発を担当していたため、国産に含めない場合もある)、童夢もローラと組み2003年より参戦を開始した。ちなみに童夢は2005年よりローラと袂を分かち、単独でシャシーを供給している。
エンジンに関しては、2002年以降はトヨタ、無限、スリーボンド(日産)の国産3メーカーが参戦し、しのぎを削っている。かつてはフォルクスワーゲンやHKS(三菱)、フィアット、オペルも参戦していた。タイヤはブリヂストンのワンメイク。
2001年より1ラウンド2レース制が導入され、ヨーロッパの選手権に近い形となる。また、参加台数の減少により再び旧型シャシーを使用したBクラスが2002年より復活したが、実際にはBクラスのエントリーはなかった。2005年シーズンについてはBクラスを廃止する代わりに、旧型シャシーでのエントリーを認める規則改正がなされている。
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