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Alonso (Renault) qualifying at USGP 2005.jpgのマシン「R25」をドライブし、ドライバーズ・チャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソ (2005年アメリカGPにて)]] フォーミュラ1(正式名称:FIA Formula One World Championship、略称:フォーミュラ・ワンFormula OneF1)は、最もよく知られたモータースポーツのカテゴリーであり、その世界選手権も意味する。F1世界選手権は、国際自動車連盟 (FIA) が主催する自動車レースの最高峰で、四輪の一人乗りフォーミュラカーで行われる。

概要


モータースポーツの最高峰

Formula one.jpg]] 1950年イギリスシルバーストン・サーキットで始まった。ヨーロッパを中心に世界各国を転戦し、各レース毎の順位によって与えられる点数「チャンピオンシップ・ポイント」の総計によってチャンピオンを決定する。なお、FIAが認めている(世界選手権がかけられている)最高峰の四輪自動車競技は、フォーミュラ1と世界ラリー選手権 (WRC) 、世界ツーリングカー選手権 (WTCC) の三つのみである。また「世界三大スポーツイベント」の一つに挙げられることもあり、毎年開催する点やその開催規模から見て世界最大であると言う見方もある。

Formula とは「決まり」「規定」を意味し、F1以外にもフォーミュラ3 (F3)、フォーミュラ3000(F3000、現在はGP2)などの競技がある。ちなみにアメリカではフォーミュラとは言わずオープン・ホイール(ホイールが露出した、の意)と呼ぶ。その北米圏のフォーミュラはIRLチャンプカーの2団体がトップフォーミュラを形成している。

出場する車両には、タイヤシャシーエンジンなどあらゆる部分に規定(レギュレーション)があり、これに反した車両は走行できない。2005年のB・A・Rホンダのスペイン・モナコ戦の2戦出場停止処分もこれによる(規定重量違反)。また、走行中のマナーなどの取り決めもあり、違反した場合にはピット通過などのペナルティを課せられることもある。

かつては他のカテゴリー同様、1社のシャーシを複数のチームが使用することもあったが、現在ではコンコルド協定において、知的所有権を含め、過去2年のうちに参戦した他チームのシャーシを使用できないよう規定されたため、フォーミュラカー選手権としては唯一、全チームがオリジナルのシャーシを使用している。
(ローラダラーラなどのシャーシメーカに製作を依頼することは可能だが、供給できるのは1チームのみである。)

1国1開催

原則として1つの国で開催されるグランプリ (GP) は1回だけ(1国1開催)と定められているが、様々な理由により幾つかの例外が知られている。ドイツでは近年ホッケンハイムニュルブルクリンクで、それぞれ「ドイツGP」と「ヨーロッパGP」が開催されている。過去の例では、1994年1995年日本鈴鹿英田(あいだ)で、それぞれ「日本GP」と「パシフィックGP」(1994年第2戦、1995年第15戦)が行われた。

更に極端な例としては、1982年アメリカで「アメリカ西GP」(ロング・ビーチ)・「アメリカ東GP」(デトロイト)・「アメリカGP」(ラスベガス)の3レースが行われた。また、イタリアでは毎年モンツァイモラの2ヶ所で、それぞれ「イタリアGP」と「サンマリノGP」が行われている。後者はサンマリノ共和国の名前を冠しており、一見原則通りと思われるが、両GPともサーキットはイタリア国内であり実態としてはやはり例外といえる。

チャンピオンシップ


各レース毎の順位によって与えられる点数「チャンピオンシップ・ポイント」の総計によってチャンピオンが決定する。獲得ポイントの最も多い選手が「ドライバーズ・ワールド・チャンピオン」となる。過去には(年間でのポイント獲得レースのうち得点の多い定められた数レースのみを計算対象とする)有効ポイント制を採用していたこともあった。車体製造者(コンストラクター:厳密にはチームではない)には2台までポイントが与えられその合計で「コンストラクターズ・ワールド・チャンピオン」が与えられる。(注:2005年現在、レギュレーションにより「チームと車体製造者は同一でなければならない」と記載されている)

強力なターボ・エンジンと自然吸気 (NA) エンジンが混走した1987年には自然吸気エンジン搭載車のみでのチャンピオンシップが制定され、それぞれドライバーに与えられる「ジム・クラーク・カップ」、コンストラクターに与えられる「コーリン・チャップマン・カップ」と呼ばれたが、翌1988年、ターボ・エンジンの燃費規制が厳しくなり自然吸気エンジンとの戦力差が縮小したため、1年限りで廃止された。

基本的な競技の進行


Alonso US-GP 2004.jpg(ルノー)
(2004年アメリカGPにて)]] Sato (BAR) qualifying at USGP 2005.jpg)]] トヨタF1-2005.jpg TF103(カラーリングのみ2004年仕様)]] 土曜午後に、「ノックアウト方式」と呼ばれる方式(予選を3つのラウンドに分けて、各ラウンドで遅いクルマが脱落しながら順位を決めていくもの)でスターティンググリッド(スタート時の整列順)が決定する。最終ラウンドで一番速いタイムを記録した者にはポールポジションが与えられ、その後ろはタイム順で整列することになる。(ただし、第1ラウンド・第2ラウンドの下位で次のラウンドに進めないドライバーはその時点で順位確定。また、決勝レース前までにエンジン交換を行った場合にはその回数・タイミングに応じて、10グリッド降格等のペナルティが課される。また、危険走行等のペナルティでグリッド降格となることもある)

なお、タイムはマシンに搭載された無線装置により1/1000秒単位まで計測される。まれに1/1000秒まで同タイムのケースが見られるが、その場合には先にタイムを出したドライバーの順位が上になる。

日曜午後に行われる決勝は、原則的に距離305kmを超える最も短い周回数で争われる。また、レースは2時間を超えた周回で打ち切られる。例外として、モナコGPは市街地で行われることによる体力的・精神的負担などを考慮し、また平均速度が極端に遅く(他コースより60km/hほど遅い)競技時間が長くなってしまうことから、約250kmで争われる。また、ドライコンディション時に2時間を超えて終了したコースについては翌年から周回数を減らして行われる(例 : フェニックス市街地で行われたアメリカGPなど)。全車静止した状態からスタートを切り(スタンディングスタート)、最も速く定められた距離を走破した者が優勝となる。

その後の順位は走破した周回数とその時間により決まる。すなわち優勝者と同じ周回を走りきった者、その次に1周遅れの走者、2周遅れ・・・という順で、それぞれの中で先にゴールした者から順位がつけられる。途中リタイヤして、最後まで走り切れなかった者も、全体の9割以上の周回を走っていれば、周回遅れとして完走扱いになる。

例 2005年中国GP 56周
  • 1位 - F・アロンソ - 1:39:53.618
  • 2位 - K・ライコネン     - 4.15秒遅れ
  • 3位 - R・シューマッハ    - 25.376秒遅れ
 …
  • 13位 -A・ピッツォニア   - 1周遅れ リタイヤ完走扱い
 …
  • 16位 -C・アルバース    - 5周遅れ 
  •   -佐藤琢磨 - 34周(36周遅れ) 完走扱いではない

レース中にピットで可能な作業は時代によって異なり、2006年現在は給油・タイヤ交換・マシン微調整などを行うことができる。もちろん、これらは必ずしも行わなくてもよいが、ガソリンタンク容量などの関係により、ノーストップでの完走は現実的ではない。よって、レースの勝敗はピットでの戦略(タイミング・給油量など)により左右される場合が多い。

レギュレーションの変遷

自動車に関する技術の進歩とマシンの高速化による危険性の増加にともない、F1のレギュレーションは大小さまざまな変更がなされている。特に1994年サンマリノGPで起きた2件の死亡事故以後は、安全性向上のためのレギュレーションが多く施行された。この流れのレギュレーション変更には、主にスピードの低下を狙ったものと安全設備の設置を義務付けるものとがある。また、2000年代に入ってからは高騰したマシン開発費を抑制するためのレギュレーションが施行されている。

詳細は、F1レギュレーションを参照。

イベント


各年毎の結果は下記囲み内のリンクを参照。

また、各グランプリの年別の勝者等については、F1選手権レースの一覧から各グランプリ別の記事を参照。

日本での開催

F1 grand prix world map.PNG 日本では、1976年と1977年に静岡県富士スピードウェイで、1987年からは毎年、三重県鈴鹿サーキットで「日本GP」が行われている。また、1994年と1995年には岡山県のTIサーキット英田(現岡山国際サーキット)で「パシフィックGP」が開催された。

また、過去には大分県のオートポリスでの「アジアグランプリ」や横浜みなとみらいで市街地サーキットを用いた開催が計画にあがったことがあった。

2006年3月24日に、トヨタが所有し、近年大リニューアルが行われた富士スピードウェイで、2007年より日本GPが開催されることが発表された。富士スピードウェイでは、F1開催時の交通アクセスの整備や、ホテル建設などの準備を、急ピッチで進めている。

これに対して、従来日本GPを開催していた鈴鹿サーキットは、2006年までで開催契約が切れるが、FIA/FOAとの間で、今後もF1グランプリ開催の方向で交渉しており、その場合には日本での一国2開催の可能性もあるとされている。

今後選手権に追加される可能性のあるレース

2007年以降に選手権に追加される可能性があるレースイベントは以下の通り。

F1を題材とした作品


日本におけるテレビ中継


1986年以前

1976年のF1世界選手権・イン・ジャパンと1977年の日本GPをTBSが中継し、その後1986年までは、TBSがダイジェスト形式で放送を行っていた。

1987年以降

1987年から日本GPが復活することに伴い、フジテレビは日本GPのみを中継できる権利を購入しようとFIAにかけあった。しかし、FIAの放映権販売の方針として、一つのグランプリだけを売ることをせず、すべてのグランプリの放映権を一括で購入させる方式をとっていた。そのため、ある意味においてはフジテレビはやむなく独占中継権を取得した。現在、地上波とCS放送(フジテレビ721)においてテレビ放送を行っている。また、同局は日本GP(正式名称「フジテレビ日本グランプリ」)においては冠スポンサーにもなっている。

生中継
2005年には、フジテレビが放送開始後初めて日本GPの地上波生中継が実現した(日本開催のF1としては、それ以前にも1994年のパシフィックGPが生中継されたことがある)。平均視聴率10.3%(関東地区)とまずまずの結果を残したことから、2006年以降も継続されることが期待される。

海外グランプリではカナダGPブラジルGPなどが時差の関係から生中継となることが多いほか、1999年オーストラリアGPが生中継で放送されている。

CS放送

なお、CS放送は全戦生中継(土曜日フリー走行、予選、決勝。日本GPは金曜フリー走行も中継)で、地上波とは別の実況・解説者にて放送している。今宮純川井一仁が現地のスタジオで、フジテレビのスタジオにいる実況アナウンサーともう一人の解説者(熊倉重春小倉茂徳など)と共に中継を行っている。なお音声切り替えにより、解説、実況のない現地の音声のみで楽しむことができる。

なお、テレビ放送の詳細については「F1 GRAND PRIX」の項を参照。

関連項目


外部リンク


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