Alonso (Renault) qualifying at USGP 2005.jpgのマシン「R25」をドライブし、ドライバーズ・チャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソ (2005年アメリカGPにて)]] フォーミュラ1(正式名称:FIA Formula One World Championship、略称:フォーミュラ・ワン、Formula One、F1)は、最もよく知られたモータースポーツのカテゴリーであり、その世界選手権も意味する。F1世界選手権は、国際自動車連盟 (FIA) が主催する自動車レースの最高峰で、四輪の一人乗りフォーミュラカーで行われる。
Formula とは「決まり」「規定」を意味し、F1以外にもフォーミュラ3 (F3)、フォーミュラ3000(F3000、現在はGP2)などの競技がある。ちなみにアメリカではフォーミュラとは言わずオープン・ホイール(ホイールが露出した、の意)と呼ぶ。その北米圏のフォーミュラはIRL、チャンプカーの2団体がトップフォーミュラを形成している。
出場する車両には、タイヤ・シャシー・エンジンなどあらゆる部分に規定(レギュレーション)があり、これに反した車両は走行できない。2005年のB・A・Rホンダのスペイン・モナコ戦の2戦出場停止処分もこれによる(規定重量違反)。また、走行中のマナーなどの取り決めもあり、違反した場合にはピット通過などのペナルティを課せられることもある。
かつては他のカテゴリー同様、1社のシャーシを複数のチームが使用することもあったが、現在ではコンコルド協定において、知的所有権を含め、過去2年のうちに参戦した他チームのシャーシを使用できないよう規定されたため、フォーミュラカー選手権としては唯一、全チームがオリジナルのシャーシを使用している。
(ローラやダラーラなどのシャーシメーカに製作を依頼することは可能だが、供給できるのは1チームのみである。)
更に極端な例としては、1982年にアメリカで「アメリカ西GP」(ロング・ビーチ)・「アメリカ東GP」(デトロイト)・「アメリカGP」(ラスベガス)の3レースが行われた。また、イタリアでは毎年モンツァとイモラの2ヶ所で、それぞれ「イタリアGP」と「サンマリノGP」が行われている。後者はサンマリノ共和国の名前を冠しており、一見原則通りと思われるが、両GPともサーキットはイタリア国内であり実態としてはやはり例外といえる。
強力なターボ・エンジンと自然吸気 (NA) エンジンが混走した1987年には自然吸気エンジン搭載車のみでのチャンピオンシップが制定され、それぞれドライバーに与えられる「ジム・クラーク・カップ」、コンストラクターに与えられる「コーリン・チャップマン・カップ」と呼ばれたが、翌1988年、ターボ・エンジンの燃費規制が厳しくなり自然吸気エンジンとの戦力差が縮小したため、1年限りで廃止された。
なお、タイムはマシンに搭載された無線装置により1/1000秒単位まで計測される。まれに1/1000秒まで同タイムのケースが見られるが、その場合には先にタイムを出したドライバーの順位が上になる。
日曜午後に行われる決勝は、原則的に距離305kmを超える最も短い周回数で争われる。また、レースは2時間を超えた周回で打ち切られる。例外として、モナコGPは市街地で行われることによる体力的・精神的負担などを考慮し、また平均速度が極端に遅く(他コースより60km/hほど遅い)競技時間が長くなってしまうことから、約250kmで争われる。また、ドライコンディション時に2時間を超えて終了したコースについては翌年から周回数を減らして行われる(例 : フェニックス市街地で行われたアメリカGPなど)。全車静止した状態からスタートを切り(スタンディングスタート)、最も速く定められた距離を走破した者が優勝となる。
その後の順位は走破した周回数とその時間により決まる。すなわち優勝者と同じ周回を走りきった者、その次に1周遅れの走者、2周遅れ・・・という順で、それぞれの中で先にゴールした者から順位がつけられる。途中リタイヤして、最後まで走り切れなかった者も、全体の9割以上の周回を走っていれば、周回遅れとして完走扱いになる。
レース中にピットで可能な作業は時代によって異なり、2006年現在は給油・タイヤ交換・マシン微調整などを行うことができる。もちろん、これらは必ずしも行わなくてもよいが、ガソリンタンク容量などの関係により、ノーストップでの完走は現実的ではない。よって、レースの勝敗はピットでの戦略(タイミング・給油量など)により左右される場合が多い。
詳細は、F1レギュレーションを参照。
また、各グランプリの年別の勝者等については、F1選手権レースの一覧から各グランプリ別の記事を参照。
また、過去には大分県のオートポリスでの「アジアグランプリ」や横浜みなとみらいで市街地サーキットを用いた開催が計画にあがったことがあった。
2006年3月24日に、トヨタが所有し、近年大リニューアルが行われた富士スピードウェイで、2007年より日本GPが開催されることが発表された。富士スピードウェイでは、F1開催時の交通アクセスの整備や、ホテル建設などの準備を、急ピッチで進めている。
これに対して、従来日本GPを開催していた鈴鹿サーキットは、2006年までで開催契約が切れるが、FIA/FOAとの間で、今後もF1グランプリ開催の方向で交渉しており、その場合には日本での一国2開催の可能性もあるとされている。
海外グランプリではカナダGPやブラジルGPなどが時差の関係から生中継となることが多いほか、1999年オーストラリアGPが生中継で放送されている。
なお、テレビ放送の詳細については「F1 GRAND PRIX」の項を参照。
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