ビーチサッカーは、基本的には砂浜でするサッカーである。しかし、一般的なサッカーとはルールの差異があって、サッカーの試合が1チーム11人で行われるのに対し、ビーチサッカーは1チーム5人で行われる。さらに、サッカーが前後半それぞれ45分で行われるが、ビーチサッカーでは前後半10分で試合をする。ビーチサッカーはもともとブラジルで始まったもので、この10年間で欧米に普及してきたという。外国では有名なサッカー選手もしばしばビーチサッカーに転向することがあり、そのこともビーチサッカーの普及の原動力になっている。日本においてもビーチサッカーを楽しむ人がいるが、やはり日本のビーチサッカーはまだまだマイナースポーツであるといえよう。1995年、ブラジルのリオデジャネイロにおいて第1回のビーチサッカー世界選手権がはじめて開かれ、2005年に、ビーチサッカー世界選手権は国際サッカー連盟(FIFA)の主催へと変わり、名称もビーチサッカーワールドカップとなって、第1回大会はブラジルリオデジャネイロで行われた。ブラジル代表にはロマーリオ、優勝したフランス代表にはエリック・カントナなどかつての名プレイヤーも参加した。
ビーチサッカーのルール
基本的には、11人制のサッカーと大差はない。しかし、いくつかの重要な点において、11人制のサッカーとの違いがあるので以下記述する。まずコートの広さは、長さ30m×横20mであって、一般的なサッカーのコートよりも一回り小さく、またやや正方形に近い。試合時間は10分ハーフで行われる。1チームの選手数は5人である。また、選手の交代回数に制限はない。また、
スローインに相当するのだが、キックインといわれるものや、試合再開後ないしは
リーキック後、1回まで認められるバックパスと呼ばれるものなど、ビーチサッカー独自のものもある。なお、
イエローカードを受けた選手は、1分間ペナルティーボックスにいればよく、イエローカードを2回受けると退場処分を受ける11人制サッカーとは異なる。
ビーチサッカーの歴史
ビーチサッカーは最初、世界各地で一種の
レクリエーションとして行われていたが、
1992年、はじめて各地にそれぞれあったビーチサッカーのルールを統一し、その年の夏には、
アメリカの
マイアミビーチにおいて、最初のプロフェッショナルなビーチサッカーの国際大会が開かれ、この大会には、アメリカ・
ブラジル・
アルゼンチンそして
イタリアの4カ国が参加して行われた。
1994年の春にははじめて
テレビ放送されたビーチサッカーの大会が、ブラジル
リオデジャネイロの
コパカバナビーチにおいてあり、その1年後、
1995年には初めてのビーチサッカー世界選手権が当地で行われた。初代のビーチサッカー世界選手権の優勝国は、ホスト国のブラジルであった。このときの試合の様子によって、ビーチサッカーの商業的な価値は高まり、
1996年には初めてビーチサッカーのプロツアーが組まれた。初めてのプロツアーは60試合が2年間にわたって、
南アメリカ、
アジア、
ヨーロッパ、そしてアメリカ合衆国の各地で行われて、その後
1998年にヨーロッパでプロのビーチサッカーリーグが創設された。
2000年の、
スペインが
ポルトガルを打ち負かした
ユーロBSリーグの決勝リーグは、白熱した好ゲームであった。
2004年までに、ユーロBSリーグに参加する国は17カ国増え、さらに
2005年には20以上の国々がリーグに参加すると期待され、参加国数は総勢70カ国ほどに上る見通しである。
2005年には、1995年以降10回にわたって開かれていたビーチサッカーの世界選手権が、FIFA主催のビーチサッカーワールドカップに切り替わった。
第1回ビーチサッカーワールドカップ
第1回ビーチサッカーワールドカップは、2005年5月8日~5月15日にかけて、ブラジルのリオデジャネイロのコパカバナビーチで行われた。この大会は、その前身のビーチサッカー世界選手権が、2005年から国際サッカー連盟(FIFA)の主催に替わって、ビーチサッカーワールドカップとなったものである。出場したのは、ブラジル・スペイン・ポルトガル・アメリカ・
ウルグアイ・
ウクライナ・
南アフリカ・
フランス・アルゼンチン・
オーストラリアの10カ国に、
日本・
タイの2カ国がアジアから参加した。
日本からは国際サッカー連盟からのワールドカップへの招待を受け、急遽、日本サッカー協会は著名な元Jリーグ選手であるラモス瑠偉を監督とし、12人の代表選手を選考した上で、日本代表選手を決定した。日本代表は沖縄における2泊3日の強化合宿をしただけで、大会に臨んだ。関係者の間でも決勝リーグ進出さえ厳しいとの見方がある中で、日本代表は予選を突破し、さらに準々決勝でウルグアイに4-3で逆転勝ちし、ベスト4入りを果たすという大快挙だった。ちなみに、国際サッカー連盟の公式ホームページには、「部外者である日本が準決勝に進出した」などと言う記事が掲載された。
この日本代表の活躍で、日本においてもビーチサッカーの知名度は上がった。今後ビーチサッカーの日本での競技人口の規模は、拡大を見せるかもしれない。
- 第1回ビーチサッカーワールドカップの結果
- 優勝 - フランス
- 準優勝 - ポルトガル
- 第3位 - ブラジル
- 第4位 - 日本
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