| ヒメジョオン | ||||||||||||||
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| W himejoon1061.jpg | ||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||
| 界: | 植物界 Plantae |
| 門: | 被子植物門 Magnoliophyta |
| 綱: | 双子葉植物綱 Magnoliopsida |
| 目: | キク目 Asterales |
| 科: | キク科 Asteraceae |
| 属: | ムカシヨモギ属 Erigeron |
| 種: | ヒメジョオン annuus |
正しく言えば、この花と見えるのは頭状花序と言って、小さな花の集まりである。中央の黄色い部分は、管状花という。周辺の花びらと見えるのは、舌状花という。この舌状花が白く、とても細い形をしている。
北アメリカ原産の帰化植物で、明治のはじめに入ってきたらしい。現在では、全国に広がり、山間部にもかなり入り込んでいる。
ハルジオンは、背の高さが30cm-80cmくらいまでになる多年草である。根元にはへら型の根出葉があり、花の時期にも残ることが多い。葉と茎は黄緑色で、まばらに毛が生える。茎はあまり枝分かれせずに伸び、先の方で何回か枝分かれして、花をつける。花はヒメジョオンと同じく、細い舌状花を持つヒマワリのような花だが、白とピンクのものがある。また、ヒメジョオンより一回り花が大きい。
北アメリカ原産の帰化植物で、日本に入ったのは大正の中頃と言われる。都会を中心に見られる。
一部の地域では「貧乏草」とも言われ、折ったり摘んだりすると貧乏になると言われている。
また、BUMP OF CHICKENの楽曲に、同名の曲がある。(アルバムjupiter収録)
小さいシオン(紫苑)の一種であることと、ヒメシオンと区別するためにヒメジョオンという名前がついたという説もある。
ハルジオンを漢字に直せば、春紫苑である。キク科のシオン(紫苑)の春に咲くの、という意味。
このように、この2者の名の由来は、それぞれ異なっている。ところが、結構似ている上に、まあまあ目立つ野草2つに、似ているが違った名前を与えたために、混乱が生じ、ハルジオンをハルジョオンと呼ぶのが結構定着している。逆に、ヒメジョオンをヒメジオンと呼ぶ例もある。紛らわしいが、標準和名はヒメジョオンとハルジオンである。
また、このハルジョオン・ヒメジョオンというタイトルで松任谷由実がシングルを出している(同時発売のアルバム「紅雀」に収録)。
それでも、成長の具合や何かで、わかりにくい場合がある。確実なのは、茎を折ってみることで、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。ヒメジョオンの茎には空洞がない。
ところが、最近のデジカメブームの中で、花をマクロで撮る人が増え、花だけを拡大して写すことがよくある。そのようにして写真に撮ってみると、この両者の区別がとても難しい。そういう写真では、せいぜい花数個だけしか写っていないので、上記のような区別点のほとんどが使えないのである。そして、花だけを取り上げると、この2種はとてもよく似ている。標準的な花では、ヒメジオンはハルジョオンより花が一回り大きく、舌状花の数もずっと多いので、そこで見分けられるが、判断に困る場合も結構ある。
これは、キク科全体に言えることでもある。花の写真だけでは、見分けの難しい組み合わせがずいぶんある。花の集まった様子が、どれもかなりよく似ていて、重要な区別点が種子の冠毛であったり、総包であったり、根出葉であったりと、花だけの写真に写らない場合が多いのである。
なお、この2種以外にも、近縁のものもあるので、注意を要する。