ヒト絨毛性ゴナドトロピン(Human chorionic gonadotropin, hCG)とは妊娠中に産生されるホルモンで受胎の直後から胎児の栄養膜(胎盤の一部)で作られる。その役割は卵巣にある黄体の分解を防いで、ヒトの妊娠に重要であるプロゲステロンの産生を保たせる。hCGの別の働きに、例えば母児免疫寛容へ影響していると考えられている。早期の妊娠検査はhCGの検出や測定によるものである。
Pregnyl®、Follutein®、Ovidrel®といった薬品(いずれも日本国外での商品名。日本では『ゴナトロピン®』など多数)は有効成分に絨毛性ゴナドトロピンを使っている。これらの製剤は排卵を誘発する黄体形成ホルモンの代わりに補助受胎(ART、いわゆる不妊治療)で使われる。
LHとFSHとの類似性により、hCGもまた臨床的に卵巣では排卵、そして精巣ではテストステロン産生を誘発することができる。最も豊富な生物学的資源としては妊娠している女性があり、いくつかの団体では妊婦から尿を集めhCGを抽出して不妊治療へ役立てている。
胞状奇胎では胚が存在しないのに高濃度のβhCGが産生されるため、妊娠検査で擬陽性を出す。
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"ヒト絨毛性ゴナドトロピン".
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