| ヒキガエル科 | ||||||||||||
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| 分類 | ||||||||||||
| 界: | 動物界 Animalia |
| 門: | 脊索動物門 Chordata |
| 亜門: | 脊椎動物亜門 Vertebrata |
| 綱: | 両生綱 Amphibia |
| 目: | カエル目(無尾目) Anura |
| 科: | ヒキガエル科 Bufonidae |
ヒキガエル(蟇蛙、蟾蜍、蟇、蟆)とは、カエル目(無尾目) ナミガエル亜目 ヒキガエル科に属する両生類の総称。25属に分かれ、日本には移入種1種を含む1属4種1亜種が棲息する。
ヒキ、ガマガエル、ガマ、イボガエルなどの異称をもち、漢名を蟾蜍(せんじょ)という。英語では、一般的なカエルを frog と呼ぶのに対して、ヒキガエルを特に区別して toad と呼ぶ。
動作は鈍く、多くのカエルのように跳ねることもない。比較的短い四肢で、肥大した体をのそのそと運ぶ。みずかきもあまり発達していない。寿命は最高で10年ほどで、古い庭先に居ついたものなどは、人の存在に慣れてしまい、同じ個体が日常的に目にふれるようになる。寺社や人家の小さな池などでも繁殖しており、降雨の際など、自然の少ない街中の往来に突然現れて、人を驚かしたりすることもある。
耳の後ろにある大きな耳腺から強力な毒液を出し、また、皮膚、特に背面にある多くのイボからも、牛乳のような白い有毒の粘液を分泌する。この毒によって外敵から身を守り、同時に、有害な細菌や寄生虫を防いでいる。不用意に素手でふれることは避けるべきで、ふれた場合は後でよく手洗いする必要がある。耳腺の毒液は勢いよく噴出することもあるのでこれにも注意を要する。この毒液には心臓機能の亢進作用、即ち強心作用があるため、漢方では乾燥したものを蟾酥(せんそ)と呼んで生薬として用いる。主要な有効成分はブホタリンなどの数種類の強心ステロイドで、他に発痛作用のあるセロトニンのような神経伝達物質なども含む。
主に夜間に活動し、舌を伸ばして昆虫などの小動物を取る。跳躍能力の発達したアカガエル科やアマガエル科などのカエルと違い、全身で獲物に飛びつくことはあまりなく、舌だけを長く伸ばす傾向が強い。
冬は土中で冬眠し、早春に現れて集団で繁殖を行う(いわゆる「蛙合戦」)。オスは「クックックッ」と鳴きながら産卵場所とその周辺を移動し、遭遇したメスに抱接する。オスが他のオスに誤って抱接されたときには解除音を発する。複数のオスが1頭のメスに包接しようとして大きな団子状になることもある。水中に寒天質・ひも状の卵塊を生み、地域にもよるが、産卵後は再び土中に入って春眠する。ふ化した幼生、即ちおたまじゃくしは、卵自体が比較的大きいので生まれた直後はむしろ目立つ大きさだが、アカガエル科やアマガエル科のカエルのように時間をかけて大きく育ってから変態するのではなく、かなり小さなうちに変態して幼体のカエルとなる。そのため、飼育下でおたまじゃくしから変態させた幼体を飼育することは、かなりの技術を要する。
Tudse | Toad | Crapaud | Pad (familie)