Lederhosen1897.jpg ハーフパンツは、半ズボン状、スパッツ状、またはより裾の短いショートタイプのスポーツ用品の通称。主に学生の体育の授業で用いられるものを指し、男女問わずに着衣可能。
こうした前史があって、1980年代末に、アメリカ黒人の若者が遊び着として考案したものが、ハーフパンツの呼び名で若者文化の中に普及した。長ズボンを中途半端な丈で切る、という発想は、貧乏人の子だくさんが当たり前のアメリカ黒人にあって、母親が長男のために手製した長ズボンを、お下がりしていくうちに裾の破損を切り落としていくことからヒントを得たと思われる。
これは既製服が一般化する以前の日本でも事情は同じで、次男や三男にお下がりすることを前提に母親が手製したズボンは、擦り切れることを考慮し膝丈が普通であった。いわばハーフパンツは貧しい時代の子ども服を基にしたデザインであり、戦後への先祖帰りと言えなくもない。
ハーフパンツが世界的に普及するきっかけを作ったのは、NBAがユニフォーム採用したことである。
ヒップホップに基づくアメリカンカジュアルは、ただズボンの丈を延ばすだけではなく、サイズの大きいTシャツを裾出しし、ショートソックスを着用することでトータルファッションになる。
このトータルファッションは、1992年には青年用、1996年には中高生用で実用化していたが、1997年にハーフパンツか半ズボンかの勝敗が付くと、1998年には一気に小学生・幼児用にも普及した。
ハーフパンツは、その後学校体操着や礼服を飲み込み、私立小学校の制服を飲み込む勢いまで示している。制服半ズボンの廃止は、性犯罪防止を理由とする場合が多い。
なお、子供向けの私服のハーフパンツの特徴として、腿の部分に飾りやポケットをつけるなど、子供向けのズボンに半ズボンと長ズボンしか選択肢のなかった時代にはなかったデザインが多く見られる。
また、このハーフパンツの普及を機に、青年・成人層の男性が素足をさらすことに抵抗感が薄れた。
急激に廃れていったブルマーに代わり、女子中高生においては下着であるところのパンツが見えてしまう事態を断固避けるために、スカートの下に重ね穿きをする場合にも活用される。重ね穿きに関してはパンチラなどの性的視点には主にマイナス要素として働くが、女子の自主自立と尊厳を向上させる流れの一端として彼女らが選択してきた結果なのかもしれない。略称ハーパン、短パン。
中には、ちょうちんブルマーからなぜハーパンに移り変わらなかったのかと疑う女子も少なくはない。
小学校で遭難防止の観点から着衣水泳の授業が行われるようになり、いくつかの学校では体操着姿で行っていたところもあった。服装は白無地の体操服に濃紺無地のハーフパンツ、頭は白の水泳帽子。水中メガネ。体操服の下は水着ではなく下着必着。理由は水着だと着衣水泳にならない為であり、女性の先生が指導していた。