ドイツ人(Deutsche)は
典型的なドイツ人をイメージすると、次のようになるであろう。
しかし、これらすべてがそろわなくても、ドイツ人と呼べるのである。 (特に最後の「ゲルマン系」などというのは、、ホロコーストやナチズムの背景となった似非科学によって、あたかも純粋な民族であるかのようにでっちあげられた、アーリアン優越思想と同種のものである。 現在の「ドイツ人」自体、多くの他民族の血が混ざっているのは当然であり、ゲルマン系というのは宗教的、意識的な排他的思想から強調されすぎた嫌いがある。
ドイツ国民以外の人々を「ドイツ人」と呼べるかどうかは微妙なところである。特にオーストリアは約600年間ドイツ国家である神聖ローマ帝国の中枢であったため、自らをドイツ人の主流とみなす考え方が根強かった。このため、ハプスブルク家による帝政の崩壊後の一時期は「ドイツ・オーストリア共和国(Republik Deutschösterreich)」という国号を使用していたほどで、オーストリア第一共和国時代は左派・右派を問わずドイツとの合併を望む声が強かった。オーストリア人アドルフ・ヒトラーによるオーストリア併合はこれを背景にしているが、併合後二流市民扱いされ、連合軍の爆撃などで惨憺たる目にあったオーストリア国民は、ナチスの崩壊後、ドイツ人とは異なるオーストリア人という意識が強くなっている。しかし、オーストリア民族という概念は存在せず、本来イギリスや北欧も包括するゲルマン民族という言葉も漠然としすぎているため、東欧系住民を排撃する民族主義からの立場から、なおドイツ人という言葉にこだわる人も一部にいる。与党オーストリア自由党の実質的最高指導者で「ドイツ人のオーストリア共和国」という国名を提唱したことのあるハイダーなどもその一人である。
なお、東欧の地名の中には「ニェメツキー~ Německý-」「ネーメト~ Német-」という前置きを持つ地名がある。 (例;チェコのニェメツキー・ブロト Německý Brod(現ハヴリーチクーヴ・ブロト Havlíčkův Brod) とチェスキー・ブロト Český Brod など。ドイツ人のブロト(浅瀬)とチェコ人のブロト、という意味である) これはドイツ人によって作られたか、ドイツ人が多かったため、同じ名前の隣町と区別するためである。
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