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トヨタF1 (TOYOTA F1) は、2002年からF1に参戦しているトヨタ自動車によるF1レーシングコンストラクター。正式名称はパナソニック・トヨタ・レーシング (Panasonic TOYOTA Racing) 。

概要


トヨタがそれまでに参戦していたカテゴリであるWRCの拠点となっていた、ドイツのケルンにあるTTE(Toyota Team Europe)をベースにした形で2000年に発足したチーム。現在ケルンの施設はTMG(Toyota Motorsport GmbH)としてチームの拠点となっているが、チームの国籍登録は日本となっている。

日本におけるR&Dの拠点はトヨタ自動車の東富士研究所である。他に、フランスマルセイユ近郊のル=キャステレにあるポール・リカール・サーキットをテストコースとして所有している。

歴史


TTEはトヨタ自動車のヨーロッパにおけるモータースポーツチームとして1975年から1999年まで世界ラリー選手権に参戦し、1990年・1992年・1993年・1994年にドライバーズのタイトルを、1993年・1994年・1999年にはマニファクチャラーズのタイトルを獲得した。また、1998年・1999年にはル・マン24時間レースにも参戦し、1999年に2位入賞した。 こうした活動のため、トヨタ自動車はF1参戦の必要性を認めず、1991年に関連会社のトムスアラン・プロストジョン・バーナードらと共にF1参戦を試みた際にもエンジン供給を断っている(詳しくはプロスト・グランプリを参照)。 こうした従来のモータースポーツ活動で、トヨタのヨーロッパにおける販売シェアは上昇したが、更なるシェア拡大のためには十分ではないと言う結論に達することとなった。 そこで1999年にトヨタは、欧州市場におけるシェア拡大と若者に対するアピールを目的として、新たにF1世界選手権に参戦することを発表した。従来F1界では新規参入メーカーの場合、有力なコンストラクターと組むか、買収することが勝つための常識とされていたが、トヨタはエンジンから車体設計まで全て自社製で参戦することを選択した。

2000年にはヤマハ発動機と資本提携および高回転エンジン開発に関する技術提携を行い、ル・マン24時間で好成績を収めたTS020をテストカーとしてTMGとポール・リカールでの研究開発が始められた。当初は2001年より参戦を開始する予定だったが、F1のエンジンレギュレーション変更などの関係で準備が遅れ、結局2002年より参戦を開始。ドライバーにはアラン・マクニッシュミカ・サロが起用されたが、アラン・マクニッシュは1999年ル・マン24時間にトヨタチームで参戦したドライバーであり、またミカ・サロは日本語でのコミュニケーション能力があるなど、このドライバー・ラインナップはマシン開発を重視したものであった。

2001年には、TS020を手がけたアンドレ・デ・コルタンツ設計によるTF101を使い、ポール・リカールを中心にテストを行っていた。< しかし、デ・コルタンツ自身が最近のF1の設計に関わっていないために車のデザインが古く奇抜であったため、彼を解雇し、本格参戦用のマシン開発の責任者として、幾多のチームを渡り歩いたグスタフ・ブルナーを雇い入れた。

デビューとなった2002年オーストラリアGPで6位入賞を果たし、最初の目標をクリアした。 その後もブラジルGPで6位入賞したが、結局この2回の入賞に終わった。

翌年のマシンであるTF103は、フェラーリの前年マシン、F2002をコピーしたという疑惑があったものの、実際に走り出すと月とスッポンのごとく、さほどの成績を残せなかった。

2002年の参戦以来、F1コンストラクターの中でも上位につけるほどの費用を投じていたとされるが、2004年シーズンまでは不本意な成績しか残すことが出来なかった。

2005年シーズンは、第2戦マレーシアGPでヤルノ・トゥルーリがチーム史上初の表彰台(2位)を獲得すると、その後もラルフ・シューマッハと2人でポールポジション2回、表彰台計5回をはじめとしてコンスタントにポイントを獲得し、ルノーマクラーレンフェラーリに次ぐ、コンストラクターズランキング4位の成績を収めた。

2005年はジョーダン、2006年はジョーダンを買収したMF1レーシングへのエンジン供給も行っている。

2006年からはタイヤをミシュランからブリヂストンにスイッチすることになったが、1,2戦ではタイヤの性能をうまく発揮させることができず苦戦を強いられている。しかし、第3戦オーストラリアGPでラルフが3位表彰台を獲得した。また、4月にテクニカルディレクターのマイク・ガスコインが技術的な意見の相違からチームを離脱した。2006年10月末までは従業員としてトヨタに残る。

関連項目


外部リンク


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