トビムシ目(トビムシもく; Collembola)は、原始的な昆虫(とみなされている)の群である。よく飛び跳ねるものが多いので、この名がある。土壌中には極めて数多く生息している。
様々な形のものがあり、例外は多いが、一般には長い触角を持ち、体は細長く、胸部3節には各1対、計3対の足がある。これらの点は、昆虫の標準的な構造である。特殊な点としては、通常の昆虫では腹部に11の体節があるのに対して、トビムシでは6節しかない。また腹部下面にはこの目の旧名の元になった腹管(粘管)という管状の器官がある。これは水分を吸収することなどに使われる。また、腹部末端には2又になった跳躍器官がある。この器官は叉状器と呼ばれ、普段は折り曲げて腹部下面に寄せられ、腹面にある保持器によって引っかけられている。これがはずれると筋肉の収縮によって叉状器が伸び、トビムシは大きくはねる。
世界で3000種、日本国内では350種あり、外見では分類が難しい。 さまざまな姿のものがあるが、代表的なのは、次のような形のものである。
交接は行わず、雄は土の表面に精包を置き、雌がそれを拾い上げることで受精が行われる。
北アメリカにはある種のシロアリの兵アリの頭の上に住み、兵アリが働きアリから餌をもらう時、わきから食べるトビムシが知られている。
食性は多くの種が雑食で、落ち葉や腐植を中心に食べるものが多く、真菌の菌糸や胞子、バクテリア、藻類、花粉、線虫なども摂食することが報告されている。
ある種のトビムシは、雪解けの時期に大発生をするものがあり、ユキノミと呼ばれる。場合によっては数メートルにわたって雪の表面が真っ黒になり、窪みにたまったトビムシはスプーンですくえるほどになる。
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