テート・モダン(Tate Modern)はイギリス・ロンドンのテムズ川畔、サウス・バンク地区にある国立の近現代美術館。テート・ブリテンなどとともに、国立美術館ネットワーク「テート・ギャラリー」の一部をなしている。入場無料。
一方、テムズ川上流のミルバンク地区にある「テート・ギャラリー(現テート・ブリテン)」はイギリス美術および世界の近代・現代美術の美術館として運用されていたが、展示・収蔵スペースの不足に悩まされたため、1980年代にスペース拡充と役割分担のため近現代美術館の機能を新しい建物に移す計画が立てられた。建物の新築費用と場所が最大の問題であったが、理事会は偶然にもシティの対岸の荒廃した地区に発電所建物を発見し、これを改造して再利用することになった。安藤忠雄などが参加した建築設計競技の結果、スイスの新鋭建築家コンビ、ヘルツォーク&ド・ムーロンが勝利した。発電機のあった巨大なタービン・ホールを大エントランスホールにして、屋上に採光窓やレストランなどのあるガラス張りのフロアを設けるなどの工事が行われ、2000年の5月12日、ミレニアムを祝う新施設の一つとしてオープンして以来、ロンドンっ子や観光客に非常に人気のあるスポットとなっている。
また、企画展示は4階を全て使って行われる(この部分のみ有料である)。建物のエントランスホールである長大なタービン・ホールも、期間を区切った企画展示に使われている。1階はエントランスと広大なミュージアムショップ、6階にはテムズ川を望むレストランフロアがある。
なお、この建物のうち、タービンホールより南半分を占める変電所機能は近年まで動いていたが、2006年現在、この部分へも展示室を拡張する工事がヘルツォーク&ド・ムーロンの設計の下進められている。2012年に完成すれば展示面積は現在の60%分増加することになる。また、地下にもまだ拡張できるスペースが存在する。
タービンホールで依頼作品を展示した作家は以下のとおりである。
テムズ川を行き交う船のうち、グリニッジやドックランズ行きの便は美術館横のバンクサイド・ピアに着岸する。バンクサイド・ピアには、テート・ブリテンとの間をシャトル運行する「Tate to Tate service」もある。
美術館のすぐ横には、ウィリアム・シェイクスピアの時代の様式でかつての場所に再建された「グローブ座」がある。
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