| テンサイ | ||||||||||||||
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| 分類 | ||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||
| Beta vulgaris | ||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||
| テンサイ サトウダイコン | ||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||
| Sugar beet |
サトウキビとならんで砂糖の主要原料であり、サトウダイコン(砂糖大根)とも呼ばれる。また、搾粕は飼料(ビートパルプと呼ばれる)として利用する。全世界の砂糖生産量のうち、約35%を占める。
日本では、北海道を中心に栽培されており、日本の砂糖消費量の約25%が甜菜糖である。
側根は、地表下30cm程度に細く枝分かれして網目状に分布し、栄養塩類や水分を吸収する。
直根は、条件が良ければ2m程深く伸長して水分を吸収する。直根の横断面には維管束の輪が同心円状に8から12層形成され、内側の維管束は生育初期に発生した外側の葉と連絡する。600から1200gにまで肥大し、14から20%程度のショ糖を蓄える。根内におけるショ糖濃度は、中心部、特に維管束輪に隣接する砂糖鞘で高い。
幼苗期には、気温の上昇とともに出葉を早め、7月には大型葉を放出する。繁茂期は7月中旬から9月上旬で、葉面積指数はほぼ最高に達し、大型葉による光合成活動が盛んで根部の肥大が旺盛となる。登熟期は9月中旬以降の時期で、根部の肥大がすすみ糖を蓄積する。地上部は葉の黄化、凋落が始まる。
温度条件はもっとも重要な気象条件で、発芽、生育、糖の蓄積のすべてに大きく影響する。
発芽に要する温度は、最低温度4~5℃、最高温度28~30℃、最適温度25℃とされる。ただし、低温の場合は高温の場合よりも積算温度が多く必要となる。発芽開始後、10℃以下の気温が続くと春化がおこり抽苔する場合がある。抽苔がおこると著しく収量が減少する。170~200日の生育期間中に、積算温度2400~3000℃、平均気温:12.3~16.4℃を要するが、生育ステージ別に必要な温度は異なる。
温度は収量や糖分と温度経過との間にも密接な関係がある。葉の光合成には35℃が最適だが、高温は同時に呼吸量も増加させる。そのため、根の生育には生育期間を通じて日中25℃、夜間20℃程度の温和な条件が適する。根中糖分についても同様で、生育後期の冷涼な気温が高糖分をもたらす。特に夜温は10℃以下が好ましいとされる。
また、温度は生育以外にも病害の発生に関わる。北海道では発芽当初は気温がやや低すぎ、生育中期はやや高温多湿であるため、病害が発生しやすい条件にある。
降水量は生育の各期とも100mm必要であり、年間600mmが理想的といわれるが、総雨量よりもその配分が重要である。とくに収穫期前2カ月(9月中旬以降)の降雨は根や生体重を増加させる一方で、糖分や純糖率の低下をもたらす。収穫前2カ月の降水量が10mm増加すると、糖分が0.3%減少するという報告もある。
日照量は光合成に関わっているため生育や収量に影響する。登熟期に日長が少ないと糖分の低下を招く。
砂糖用のテンサイが栽培され始めたのは、1745年にドイツの化学者A. S. Marggrafが飼料用ビートから砂糖を分離することに成功してからである。その後、Marggrafの弟子であったF. C. Achardが砂糖の製造試験に成功し、1802年には製糖工場を建設し、工業化への道を開いた。
甜菜糖の普及に一役買ったのがナポレオンである。1806年から1813年の大陸封鎖による影響で、ヨーロッパへ砂糖が供給されなくなった。そのため、砂糖の自給を目的とし、ヨーロッパ各地に甜菜糖業が広まった。その基礎が確立されたのが1850年頃といわれている。
日本においては、1879年に官営工場が北海道内2箇所(現在の伊達市および札幌市)に建設されたのが甜菜糖業の始まりである。これらの工場は1901年には閉鎖されたが、1919年に北海道製糖(現 日本甜菜製糖)が帯広市郊外に製糖工場を建設、その後、ホクレン農業協同組合連合会と北海道糖業を加えた2社1団体体制で現在に至る。
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