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チャレンジャーChallenger, NASA型名 STA-099およびOV-099)はスペースシャトルオービタである。2号機のコロンビアに続く機体だが、滑空試験機エンタープライズと同時に製造された地上試験機を改造しているため、コロンビアより早い時期に製造されている。名前の由来は1870年太平洋大西洋を航海したアメリカ合衆国海軍の研究用の帆船から。「チャレンジャー」とは「挑戦者」の意。

初飛行は1983年4月4日のSTS-6。9回のミッションを成功させたが、10回目のフライトであるSTS-51Lで打ち上げ時に空中爆発し、墜落。クルーには日系人エリソン・オニヅカ、初の民間人宇宙飛行士で小学校教諭クリスタ・マコーリフ、初の黒人宇宙飛行士ロナルド・マクネイアらが搭乗して大きな注目を集めていたが、全員が死亡した。

ミッション


年月日任務名備考
1983年4月4日 STS-6 TDRS-1 を軌道投入。スペースシャトル計画における初の宇宙遊泳。
1983年6月18日 STS-7 サリー・ライドがアメリカ人初の女性宇宙飛行士となる。2つの通信衛星を軌道投入。
1983年8月30日 STS-8 Guion Bluford becomes first African-American in space
First shuttle night launch and night landing。Insat-1B を放出。
1984年2月3日 STS-41B First untethered spacewalk。2つの通信衛星を軌道投入するが失敗。
1984年4月6日 STS-41C Solar Max service mission.
1984年10月5日 STS-41G 初めて2名の女性が参加する。Kathryn D. Sullivan becomes first American woman to make a spacewalkEarth Radiation Budget Satelliteを放出。
1985年4月29日 STS-51B Spacelab-3 を運搬
1985年7月29日 STS-51F Spacelab-2 を運搬
1985年10月30日 STS-61A ドイツの Spacelab D-1 を運搬
1986年1月28日 STS-51L チャレンジャーは打ち上げ中に爆発し、全7名の宇宙飛行士が死亡した。

STS-51Lミッション


STS-51Lは1986年1月28日の打ち上げであった。STS-51Lは打ち上げから73秒後に突如爆発、シャトルの各部は爆発による空気応力で空中分解した後に大西洋に落下し、クルー7名の全員が死亡した。打ち上げ当日は気温が低く、固体ロケットブースタ内部に使用されるOリングと呼ばれるパーツが凍結しており、これが事故を引き起こしたと見られている(この事は現場レベルでの指摘があったが結果的に無視されていた)。打ち上げ直後、そこから高温のガスが漏れ出し、その熱で外部燃料タンクとの接続部分が焼き切れ、シャトル右側の固体ロケットブースタが外部燃料タンク上部を直撃し、漏れた液体燃料に引火したのが爆発の原因とされている。この爆発は非常に大規模であったが、爆発直後の映像ではシャトルオービターのクルーコンパーメントは破損を免れており、海中から回収することに成功した。遺体の司法解剖の結果、死因は海面へたたきつけられたことによる激突死と判明、このためクルーの一部はクルーコンパーメントごと海中に墜落するまで生存、意識もあったのではないかと見られている。このため、後の改修ではクルーの緊急脱出についても考慮された。

事故の影響

この事故によってNASAは2年間、全ての宇宙開発を取りやめた。信頼回復のため、役人体質となったNASA職員の意識改善と、事故調査の徹底、再発の防止に力を上げ、また現場レベルの判断が優先されるようになり、1988年にスペースシャトル計画は再開された。しかし、スペースシャトルの初飛行以来、無人ロケットの打ち上げを取りやめていたNASAは、この2年間人工衛星の打ち上げができず、顧客はいっせいにヨーロッパのアリアンスペース社へ流れた。飛行再開以後もスペースシャトルの信用は得られず、衛星ビジネス取り戻しのため、NASAは無人ロケット開発を再開し、以後、アメリカの人工衛星や惑星探査機のほとんどが無人ロケットによって打ち上げられ、スペースシャトルの存在意義さえ揺らいでいる。

宇宙船

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