ソニー株式会社(東証1部:6758) (SONY CORPORATION)は、大手電子機器メーカーの一つである。特に音響・映像(Audio Visual、AV)機器や放送機材では、世界屈指のブランド力を持つ。エレクトロニクスをはじめ、エンターテインメント、金融、流通等多分野の企業を包括するソニーグループの中核企業。創業者は盛田昭夫と井深大。
高い創造性と技術力で目新しい商品を次々と発表しているが、「市場は後からついてくる」という思想があるのか、自社開発の技術に固執する余りにユーザーの支持を得る事に失敗した例も多く、特に近年ではその傾向が更に強まっている。
古くから本業であるエレクトロニクス事業の枠にとどまらず、エンターテイメント分野(音楽や映画等)に力を入れて来たほか、ゲーム分野、金融(保険と銀行)、流通(ソニープラザ)、化粧品、健康食品などの異分野にも進出しているが、それらの失敗で巨額の損失を蒙る例も増えている。近年のソニーの利益の大半は映画(ソニーピクチャーズエンタテインメント)と金融(ソニーフィナンシャルホールディングス)と言った具合で、往年を知るソニーマニアから激しい批判を受けている。
エレクトロニクス分野では、技術力の低下に伴い国内の生産現場の外注化や海外生産の割合が増えつつある傾向にある。かつてトリニトロンブラウン管で圧倒的なブランド力を誇ったテレビ市場でも、ブラウン管技術に固執した事や有機ELなどの開発に力を入れていたこともあり、現在のテレビ市場の主力となっているPDPや液晶技術は、共にパネルの自社生産体制構築に乗り遅れて他社に大きく差を付けられる結果を招いた。
一方、ゲーム分野において、コアとなる半導体部品などを自社開発することによって差別化をはかり、斬新なコンセプトにて開発されたプレイステーションやプレイステーション2のヒットにより、本業であるエレクトロニクス事業の不振分以上の利益を得たが、PSXの大失敗などもあって一時期の勢いは失われつつある。
更にはVAIOやMDなどのエレクトロニクス部門の不振が続き、その責任を取り2005年3月7日に出井伸之代表執行役会長兼グループCEO(最高経営責任者)、安藤国威代表執行役社長及び久多良木健執行役副社長兼COOの3人が退任し、ハワード・ストリンガー執行役副会長兼COOの会長兼CEO就任、中鉢良治執行役副社長兼COOの社長昇進となることが発表され、6月22日の株主総会でソニー初となる外国人トップが正式に誕生した。
AIBOやQRIO開発で知られる土井利忠・執行役上席常務(兵庫県出身:先祖は江戸時代の大老土井利勝)は、スピリチュアル系ライター・天外伺朗である。
これに加えて、ソニーの強みは「強力なサブ・ブランド」を持つことである。他社においてそれは単なるプロダクト・ネーム(商品名)の域を出ないが、ソニーでは明確なブランドとして存在する。VAIO、Walkman、PlayStation などは、それぞれが単独で高いブランド価値を有する。
この外、種類株式(子会社連動株式)が東証に上場されている。この種類株式は、ソニー株式会社の子会社であるソニーコミュニケーションネットワーク株式会社の業績に連動した配当が支払われる。(尚、この子会社連動株式はソニーコミュニケーションネットワーク株式会社の上場と共に終了の予定)
近年ではフラットブラウン管(平面ブラウン管)で圧倒的なシェアを誇ったが為に薄型テレビの事業立ち上げが大きく出遅れ、その画面パネルの自社開発・生産体制の構築に失敗。それを他社から仕入れると言うコスト面等で極めて不利な状況に追い込まれ、テレビ市場におけるシェアが急落した結果、2003年4月25日には「ソニーショック」といわれる株価の暴落が起こった。最近ではソニーを巨大化させた原動力の団塊層世代が引退間近となっている影響なのか、技術のソニーの力が低下しオーディオ部分では2004年度よりiPodキラーと称し、数々のオーディオ機器を開発・販売するもiPodとの差が縮まるどころか広がるばかりで、2005年12月には中国浙江省でサイバーショットが品質基準に満たしていないとして販売停止とされ社会問題化し、懸念が持たれている。ただし、2005年からは液晶テレビの新ブランド「BRAVIA」が好調で、多少持ち直しつつあるようだ。
フランスに赴任していた若き出井が日本に戻ってきて、欧州で学んだブランドの重要性をソニーに持ち込んだ。かつて一度だけロゴマークの変更を検討し、一般公募したことがあった。その選考結果は新聞紙面に発表され、「ブランドは変えないことに決定した」という内容であった。ブランドの普遍性、永続性を再確認したのである。
1982年より90年代後半まで、俗に「いくらマーク」とも呼ばれるドットで形成されたマークを補助的に用いた。「It's a Sony」という「サウンドロゴ」も併用。1996年から "Digital Dream Kids" をコピーとして、デジタルシフトとホーム・エンタテインメント路線を明確にした。 2000年から2005年までは "Connected Identity" と呼ぶドットから成るビジュアル・アイデンティティ(VI)を使用。一定であらず変容し続ける様、双方向といった来るべきネットワーク型社会への想いを込めた。
2005年以降「like.no.other」のコピーを使用している。
トランジスタはベル研究所が発明した物であり、トリニトロンはアメリカで発明されたクロマトロンが原型であるが、補聴器にぐらいしか用途がないと思われていた物をラジオやテレビに応用するなど、これらの技術に目をつけ、いち早く取り入れる姿勢がソニーの最大の強みであるとも言える。 加えていわゆる「スタミナ」や軽薄短小な製品作りなど、既存の製品や技術に改良を加えるという観点からの「技術力」は高い。
それだけではなく、最近では小消費電力技術VMEなど、まったく新しい技術も生まれている。
因みにアメリカなどでは日本とは異なり「マーケティングカンパニーのソニー、技術の松下」と呼ばれている。これは、ソニーがユニークで先進的な商品をいち早く市場に送り込むのに対して、松下は多少出遅れても安価で丈夫な製品を大量に送り込むことが可能であるという見方が強いためである。
たとえばウォークマンの場合、1997年頃まではリモコンとヘッドホンとの接続にマイクロプラグという規格を採用してきた。他社のステレオミニプラグとはサイズやプラグ形状が異なるため、一般的なステレオミニプラグヘッドホンをつなぐ場合は変換アダプターが要った。しかし1997年末頃からは他社と同じくステレオミニプラグを採用するようになった。
ビデオのときも自社開発したベータマックスを推し進め、VHSはなかなか採用しなかった。1980年代中盤頃になるとVHSの勝利が決定的となったが、VHSビデオを発売開始したのは1988年であった。
他にも、
などの例もある。こうした傾向が、ユーザーからは「独善的」と見なされて同社に対する不信感を増大させた結果、近年の業績低迷の原因になったとの見方が有力である。
その反省からか。近年ではVAIOでSDカードなど他のメモリーカードの採用・ネットワークウォークマンでMP3およびWMA対応機種をリリースなど、オープン規格対応に転じる動きが出てきた。そして、次世代DVD「Blu-ray Disc」では、長年のライバル、松下電器と同じ陣営になり話題となった。
2005年11月にセキュリティ会社がこの問題を取り上げたのがきっかけである。世界中にこの問題を波及させることになり、アメリカなどでは訴訟問題まで発展している。日本のソニー・ミュージックエンタテインメントやBMG JAPANで日本版として発売されたCDにはこのXCPというプログラムは含まれていないが、海外輸入盤CD購入者が多く感染し、購入者がこのソフトによる被害を多く受けていることからマイクロソフトが2005年12月のWindows Updateでこのソフトの削除ツールを提供するまでに至った。その後XCPが他ソニー製品にも含まれている疑いがあるとして、ソニー全体の問題ともされる。なお、詳細についてはソニーBMG製CD XCP問題も参照のこと。
上記の活動を行っていた社員が、送信元ホスト名が公開される掲示板に書き込みを行い、素性が明らかになったことをきっかけに2ちゃんねるなどの掲示板で批難を浴びることになり、この様子が写真週刊誌などにも掲載された。
この行為を行ったのは一部の社員であるとの見方が強く、ソニーの見解もそれと同様であるが、会社としての監督責任が問われる一件となった。
ちなみに、ソニー株式会社やソニーと冠名が付く会社内のプロキシのホスト名はGateKeeper**.Sony.CO.JPであり、これが「ゲートキーパー」の語源ともなった。
ソニー | 日本の電気機器産業 | コンピュータ企業 東京都の企業 | 多国籍企業 | 東証一部上場企業 | NYSE上場企業
سوني | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony Corporation | Sony | סוני | Sony | Sony | Sony | 소니 | Sony | Sony Corporation | Sony Corporation | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Sony | Tập đoàn Sony | Sony