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プラム(和名:すももアンズほか)は、Prunus属、Prunus亜属の石果の木の亜属である。

この亜属は、新芽では先端の芽と側方についた芽が一つづつ離れている(群生していない)こと、花が短い軸の先に1~5個のグループになること、実の側面に一本の溝があること、および種が滑らかであることで他の亜属(桃、さくらんぼ、バードチェリー)から区別される。 この亜属は三つの節に分かれる:

  • Prunus節(オールドワールドプラム)。芽の葉が内向きに巻いている。花は1~3個が固まっている。実は滑らかでしばしばロウを吹いている。種:P. cerasifera, P. cocomilia, P. consociiflora, P. domestica, P. salicina, P. simonii, P. spinosa
  • Prunocerasus節(ニューワールドプラム)。芽の葉が内向きに巻いている。花は3~5個が固まっている。実は滑らかでしばしばロウを吹いている。種:P. alleghaniensis, P. americana, P. angustifolia, P. hortulana, P. maritima, P. mexicana, P. nigra, P. orthosepala, P. subcordata
  • Armeniaca節(アプリコット)。芽の葉は内向きに巻いている。花の軸はとても短い。実はベルベット状。一部では独立した亜属とされている。種:P. armeniaca, P. brigantina, P. mume, P. sibirica

栽培と利用


いわゆるプラムはPrunus domesticaであるが、この実は食用で、甘く汁が多い。また生食のほか、ジャム等に加工して利用される。

プラムの絞り汁は発酵してプラム酒にすることができる。これを蒸留しに詰めて熟成すると、東欧でスリヴォヴィッツとして知られるブランデーになる。樽詰めの際に生のプラムを一緒に入れておくのが伝統である。果実の風味と香りが染み出すことで、スリヴォヴィッツに独特の味わいを加える。

乾燥したプラムはプルーンとして知られる。プルーンは甘く汁が多いが、食物繊維を非常に多く含んでいる。このため、プルーンの絞り汁はしばしば消化器系の機能を調整するために用いられる。また、老化を防ぐと言われるいくつかの抗酸化物質も含んでいる。米国のプルーンを商売する人は、近年ではこれを「乾燥プラム」という名前で売り始めている。「プルーン」という名前は食欲をそそらないし、老人の食べるものという印象があるためである。

プルーンのの油は、新鮮なプラムの種の芯から作られる。

プラムには幅広い様々な色と大きさがある。他のものより硬い果肉だったり、黄色、白、緑、または赤い果肉の物もある。同じく皮にもさまざまな色がある。

今日栽培されているプラムの栽培品種には以下のようなものがある:

  • ダムソン、インシチチアスモモ、またはダマスクプラム
  • グリーンゲージ、またはセイヨウスモモ。熟しても実の皮と果肉は硬く緑色をしている。
  • ミラベル。主にフランスで栽培される濃い黄色の果肉のもの。
  • サツマプラム。皮は赤く、果肉は硬くて赤い。
  • ゴールデン、またはイエローゲージ。グリーンゲージに似ているが黄色い。

早春に花が咲くと、プラムの木は花で覆われる。当たり年ならば花のおよそ50%が受粉しプラムになる。 開花は80日で始まる。

気候が乾燥しすぎると、プラムはある段階から成長しなくなり、若芽の状態で木から落ちる。気候が湿潤すぎるか、実が熟してすぐに収穫されないと、実にカビが生え、茶腐れと呼ばれる状態になる。茶腐れに毒は無く、感染した箇所だけを切り取ることができるが、こうした腐れを直ちに取り除かなければ、その実はもはや食用にはならない。

プラムはある種の鱗翅目(November Moth, Willow BeautyおよびShort-cloaked Moth等)の幼虫の餌に使われる。


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