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スズムシ鈴虫)は、コオロギ科の昆虫。古くはマツムシとも言った。

草の茂った地面に住み、主にに活動する。その為、触角が非常に長い。触角は黒く、一部が白い。

成虫はに出現し、ススキなどの多い茂みに生息する。昼間は地表に隠れ、夜に下草の間で鳴き声を上げるが、曇りの日などは昼夜を問わず良く鳴く。全身黒色で、頭は小さく、羽根は幅広く、瓜の種のような形をしている。

雄の羽は幅が広く、脈が発達している。太い脈の一部はヤスリのようになっており、羽を垂直に立てて左右に細かく震わせ、ヤスリを擦り合わせて美しく鳴く。雌は腹部末端に長い針状の産卵管を持ち、卵を土の中に産む。

飼育


古くから鳴き声を楽しむ対象とされ、平安時代から貴族の間ではに入れ楽しまれていたが、江戸時代より庶民の間でも人工飼育が始まったらしい。現在では簡単に養殖物が手に入るが、野生のものも全国に分布している。ただし、養殖物から逃げたものも多数あるだろうから、遺伝子汚染が進んでいる可能性は否定できない。

飼育は非常に容易で、キュウリやナスを主な餌とし鰹節など動物質の餌を与えると、共食いも防げる。ジャンプ力はあるが、ガラスやプラスティックは上らないため、ある程度の高さがあればプラケースやガラス水槽などで飼育できる。赤玉土などを敷いて湿度を保っておけば雌雄がいれば容易に産卵する。翌年まで湿度を保っていると6月ぐらいに孵化してくる。何回か脱皮をすると8月ごろ成虫になる。コオロギ類はのイメージがあるが、本種は比較的暑い時期から鳴き始める。

鳴き声


鳴き声が細かくを振るようだというので鈴虫と言うが、かつてはこれををわたる風と聞いたらしい。逆にマツムシのチンチロリンを鈴の音と聞いていたようである。

また、周波数が高すぎて、電話では鳴き声を伝えられないことは有名である。

昆虫

 

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