スクーデリア・トロ・ロッソ (Scuderia Toro Rosso)は、2006年からF1に参戦を開始したチームである。
本拠地はミナルディのそれを引き継ぎ、イタリアのファエンツァに置いている。
2006年2月、ゲルハルト・ベルガーがチーム株式の50%を取得しチームの共同オーナーに就任し、同時に、アドバイザーという形でチームに加わった。
F1で使用されるエンジンはこの年からV8・2.4リッターエンジンに変更されたが、トロ・ロッソだけはプライベーターであるという理由によって、エンジンは前年度にミナルディが使用していたコスワース製のV10・3リッターエンジンにリストリクターを装着したものを使用している。シャシーは前年にレッドブルが使用したRB1シャシーを譲り受けてSTR1シャシーとして用いている。
これらの点については、公平性という観点から疑問の声があがった。制限付きのV10エンジンの使用については、元々ごく小規模なチームで常に資金難にあえいでいたミナルディからの要請であったため他チームも使用を認めたという経緯があり、その後にミナルディを買収して誕生し、資金的にミナルディほどの難があるとも言えないトロ・ロッソにまで認める必要があるのかという点で疑問視されており、V10エンジンを使用することで他チームに対して有利となる局面が生じるのではないかと指摘する声は少なくない。
シャシーについても、2006年に参戦を開始したスーパーアグリが、B・A・Rチームが2005年もしくはそれ以前に用いたシャシーを使用しようとしてFIAに禁じられたケースと矛盾があり、疑問の声が聞かれる。シャシーについては、元々はこのシャシーがレッドブル以前にジャガー・レーシング時代に設計されたものであり、すでに存在しないコンストラクターであるジャガーのシャシーであることが使用が許可されている理由であると理解されているが、この点はB・A・Rのケースにおいても同様であり、やはり矛盾が生じていると言わざるを得ない。
レース開幕後、リストリクターと回転数規制によりスピードは抑えられたものの、エンジンを低回転で最大トルクが出るようにチューニングしたことにより、中低速コーナーからの加速性能に優れるようになり、特に低速サーキットではグリッド上位に上がるようになった。
これに対して、改めてトロ・ロッソにV10エンジンの仕様を認めるか否かの議論が起きた。
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