ジーンズは、デニム生地のパンツのこと。
歴史
現代の
ジーンズの起源は、
1840年代後半のアメリカでの
ゴールドラッシュに遡る。当時、開拓事業に従事する者のために、
リーバイ・ストラウスが考案したのが、キャンバス生地で作ったパンツであった。
さらに、そのパンツに、生地が破れぬ様に馬具用のリベットを打ち込んだのが、現在まで通ずるジーンズの直接の原型である。これはリーバイ・ストラウス社初代工場長、ジェイコブ・デイビスの考案による。
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その後、素材をキャンバス生地からデニム生地へとシフト、1878年にドイツで開発された合成インディゴを染料とし、その後のジーンズは確実な発展を遂げていくことになる。
1955年の映画『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンが着用していた事から、世界中の若者の間にファッションとして普及していった。
日本での普及のきっかけは、1945年の敗戦時と言われている。アメリカ軍が放棄したごみのなかに大量の古着があり、当時貧困にあえいでいた者たちが着用したかららしい。1963年にキャントンがデニム生地をキャントンミルズ社から輸入し国内初のブルージーンズを発売する。
かつては日本では「Gパン」という呼び名が一般的であったが、これはアメリカのG.I.が履いていたので、そのパンツということでGパンとなったとする説と、「ジーンズ・パンツ」が略されて「ジーパン」となったとする説がある。
2004年1月8日、リーバイ・ストラウス社は兼ねてからの業務縮小に伴い、アメリカ国内での最後のジーンズ生産工場を閉鎖した。
主なメーカー
2000年以降、人気のメーカー
シルエット・スタイル
スリム
ブーツカット、
ベルボトム
用語
- ステッチ 糸の縫製のこと。
- パッチ ウエストバンドの後ろにつく革や紙製のラベルのこと。主にブランド名やサイズなどが表記されている。
- コインポケット ジーンズ前側右手ポケット部分に付いているデニムで出来た小さなポケットのこと。ウォッチポケットとも呼ばれ、腕時計が普及する以前に懐中時計を入れるポケットだったと言われる。
- リベット ポケットの端など力のかかる部分を補強するために打ち込まれた鋲のこと。ジーンズ誕生の要。金属製で最近は主にアルミが素材として用いられるが、かつては鉄や銅、ニッケルの合金が使われた。現在はカンヌキと呼ばれるバータック(ジグザグのステッチ)が主流。1937~1966年のリーバイスジーンズでは、シートなどを傷つけないために生地の内側から打たれた隠しリベットが用いられた。1940年代には股部分にもリベットが施されていた。
- スレーキ フロントポケットの袋布のこと。
- 右綾・左綾 デニムの織り目の方向のこと。右綾はリーバイス、左綾はLeeが有名。それぞれ色落ちなどに違いが出る。
- シンチバックル 後ろの腰部分に付けられたウエストのサイズを調節するバンド。
- バックヨーク 腰の切り返し部分のこと。ジーンズ形成の上で重要な部分である。
- 赤耳 赤いステッチが入っているデニムの生地端のこと。1986年までのリーバイスに使われていた。単に「耳」とも呼ばれる。裾の裏側で確認できる。
- 脇割り 「赤耳」でいう生地端にあたる箇所をほつれ防止のためにロックミシンがけした部分のこと。
- ボタンフライ フロント部がボタンになっているジーンズのこと。リーバイス501が代表的。
- ジップフライ フロント部がファスナーになっているジーンズのこと。現在のジーンズは圧倒的にこちらのほうが種類が多い。
特に有名なモデル
(本項では主にリーバイスの物を挙げる)
- リーバイスが最初に手がけたジーンズのモデル。誕生したのは1890年代である。現在ジーンズにおける「501」という番号は、商標登録されている。もともとジーンズは「ウエストオーバーオール」と呼ばれており、「501」とはそれにつけられた品番(ロットナンバー)であった。
ボタンフライ仕様(股をボタンで留める方式)で、「01デニム」という「501」専用デニムが使われている。「シュリンク・トゥ・フィット」とは、糊の付いた状態から洗うと数インチ縮むこの素材を、着用と洗濯を繰り返すことで体になじませるという、リーバイスが提唱した原則である。
- 上の「501」よりもやや細めのストレートジーンズ。それまでのボタンフライ型をジップフライ型(フロント部をジッパーで留める方式)に改めた革命的モデル。元は551Z(「Z」はzipper:ジッパーの意)というロットでアメリカ東部向けに製造。ヴィンテージジーンズファンの間では501より細身のそのシルエットが美しいと評され、90年代のジーンズブーム時にビンテージ物が非常に良く出回った。1967年発売。
デニムには防縮加工が施された。発売した頃は「シュリンク・トゥ・フィット」に対照的な、ぴったりのサイズを買うよう求める文句がタグに記載された。501と同じ素材の「501Z(502)」も存在するが、短命に終わった。
- 「ブーツカット」と呼ばれる膝から下にかけ緩やかに広がるシルエットで、見た目の美しさが光るモデル。1971年発売。
- タイトスリム(スーパースリム)のジーンズ。現在ではブラックとBIG「E」の復刻バージョンがある。
- 膝から下の広がりが517よりも大きい「ベルボトム」と呼ばれるシルエット。
(ビンテージ(Vintage)はもともとフランス語で、ワイン(Vin)の生産年(Age)のことである。特に豊作の年の極上ワインを「Vintage wine」と称することから、ビンテージに単に「古きよきもの」という意味が付加されたと思われる。)
関連項目
上衣 |
アメリカ合衆国の文化
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