シミ目 (bookworm) は、原始的な昆虫の一群である。一部のものが人家にも生活している。
シミ目に属する昆虫は、細長い体をしており、体表面には鱗片が一面に並んでいる。頭には長い触角が伸びている。胸部から腹部にかけては、滑らかにつながっている。腹部のには各体節に1対の腹毛がある。これは腹部体節の付属肢の痕跡と考えられており、この類の原始的特徴と見られる。腹部の末端には3本の尾糸という細長い突起がある。動きが速く、くねるように走る。
寿命がシミは7-8年、イシノミは3年程度と言われ、昆虫としては長生きである。
全昆虫の先祖型に近いものと考えられる。以下の二つのグループがある。
シミ亜目
体はやや偏平で、細長い涙滴形をしている。
屋内で紙や乾物を食うのが有名であるが、野外でも樹皮下などに生息するもの、一部にはアリの巣に入るものもしられる。
人家に生息するものは、障子や本(和紙)に細長い穴を開ける。漢字では衣魚、紙魚であり、古くから身近な昆虫である。夏の季語ともなっている。
- ヤマトシミ属
- ヤマトシミ Ctenolepisma villosa:やや褐色、日本在来の室内種
- セイヨウシミ属
- セイヨウシミ Lepisma saccharina:銀白色、移入種、近年はこちらの方が優勢
イシノミ亜目
体は細長く、偏平になってはいない。頭部には複眼が発達している。多くは褐色のまだら模様がある。野外の枯れ木や石垣、土の上などに住んでおり、落ち葉を食べる。何かに驚くと、腹部を地面に打ち付けて跳躍し、その動きは素早い。
日本からは5属十数種が知られる。
他に、南半球にもう1科がある。
シミを扱った文学作品
昆虫
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