ザ・フラッシュ(The Flash)は、DCコミックのスーパーヒーロー。別名は「地上最速の男」。
スピードフォース
フラッシュのように超高速移動を能力とするヒーローたちは「スピードスター」と呼ばれる。DCコミックスにおけるスピードスターたちの高速移動は、単純な身体能力ではないとされている。
我々の世界に隣接する次元には、「スピードフォース」という、意志を持った運動エネルギーが住む世界がある。DCコミックスのスピードスターたちはスピードフォースにアクセスすることで、無尽蔵な運動エネルギーを引き出して高速移動を行っているのである。(マーベル・コミックのスピードスターの場合は、彼らの純粋な身体能力である。例:X-メンのクイックシルヴァー。)
スピードフォースから運動エネルギーを引き出すことにより、彼らはさまざまな能力を行使する。
- 超高速での移動:単独での最高速は亜光速と思われる。さまざまな補助機器を使用すれば超光速も可能。
- 物質通過:身体の原子を高速振動させて、物体の原子間をすり抜ける。
- 透明化:自分の肉体を構成する原子を高速で振動させ、その原子間隙に光を透過させることで他者から透明になる。
- 地震を起こす:振動を地面に伝わらせて、非常に局地的な地震を起こす。
- 風を起こす:その場で回転運動することで竜巻を生み出す。
- 運動エネルギーの付与:スピードフォースから引き出したエネルギーを自分で使わずに、接触した他の物体に与える。フラッシュが他人を抱きかかえて走るときにその人物が大気との摩擦熱で焼け死なないのはこのためと思われる。
- 時間移動:コズミック・トレッドミルという特殊な装置を用いることで、運動エネルギーを時空エネルギーに変換し、過去や未来に移動する。
初代フラッシュ
本名は、ジェイソン(ジェイ)・ピーター・ガリック。
大学生のときに原子の振動実験中の液体「ハード・ウォーター」を浴びたことが原因で超高速の能力を手に入れる。彼は幼い頃にあこがれていたパルプ小説のヒーロー「ウィンドランナー」に自らをなぞらえ、クライムファイターとしての活動を始める。
ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)創立メンバーの一人。
コスチュームは、ギリシア神話のマーキュリーをモチーフにしたもので、
- 胸に黄色の稲妻の描かれた真紅のボディシャツ
- 脇に黄色の線の引かれた青のタイツ
- 黄色の羽根の付いた浅いヘルメット(これは彼の父親の形見で、彼の父親が第一次世界大戦でかぶっていた鉄兜を改造したものである。)
- 黄色の羽根の付いた真紅の短靴
初出は、「Flash Comics」 #1 (1940)。
二代目フラッシュ
本名は、バーソロミュー(バリー)・ヘンリー・アレン。
警察の化学班で働いていたバリー・アレンは落雷に打たれたことをきっかけにスピードフォースにアクセスする能力を得る。超高速の能力を手に入れた彼は、コミックで憧れていたヒーロー「フラッシュ」(初代) にちなんで自らフラッシュを名乗り、クライムファイターとしての活動をはじめる。
ジャスティス・リーグ(JLA)創立メンバーの一人。
コスチュームは、
- 胸に黄色の稲妻の描かれた真紅のボディースーツ(普段は圧縮され、指輪の内部に収納されている)。
- 耳に羽根型の金属飾りの付いた全頭マスク。口部は露出している。耳飾りは、警察無線などの受信機になっている。
『クライシス』事件の際に、アンチモニターの計画を食い止めるため、反物質砲の内部に降り、反物質の流れを逆転させることに成功するが、全生命力を燃やしつくして死亡。彼の人知れぬ活躍により、多次元宇宙崩壊の危機は回避された。
初出は、「Showcase」 #4 (1956) 。
三代目フラッシュ
本名は、ウォーレス(ウォーリー)・ルドルフ・ウェスト。
ある日アレン(二代目フラッシュ)の研究所を訪れた少年ウォーリー(アレンの恋人の甥) もまた、落雷とともに化学薬品を全身に浴びて超高速の能力を手に入れた。
ウォーリーはフラッシュのサイドキック、キッド・フラッシュとして活躍する一方、ニュー・ティーン・タイタンズでも活動した。しかし『クライシス』事件でバリー・アレンが名誉の戦死を遂げたことから、叔父のコスチュームとフラッシュの名を受け継いで三代目フラッシュとなった。
スピードフォースにアクセスして運動エネルギーを操る。
コスチュームは二代目と同じ。
キッド・フラッシュとしての初出は、「the Flash」 #110(1959)、三代目フラッシュとしての初出は、「Crisis on Infinite Earths」 #12(1986)。
その他のスピードスター
- インパルス
- ジョニー・クイック
- ジェシー・クイック
- マックス・マーキュリー
テレビシリーズ
- 「超音速ヒーロー ザ・フラッシュ」(The FLASH、1990年、米)
スタッフ
- 監督:ブルース・ビルソン
- 脚本:ゲイル・モーガン・ヒックマン
- 原案:ゲイル・モーガン・ヒックマン、デニス ・スキナー
- 撮影:グレッグ・ガーディナー
- 制作:ワーナー・ブラザース
キャスト(声の出演)
- バリー・アレン/フラッシュ:ジョン・ウェズリー・シップ(山寺宏一)
- ティナ:アマンダ・ベイズ(堀越真己)
- フリオ:アレックス・デザート(江原正士)
放送リスト
- 1.SF超人の誕生 #001(pilot (1))
- 2.SF超人の活躍 #002 (pilot (2))
- 3.トリックは無用 #005 (Honor Among Thieves)
- 4.人体実験の果てに #003 (Out of Control)
- 未放映エピソード #004 (Watching the Detectives)
- 5.脱獄犯の復讐 #007 (Sins of the Father)
- 6.操られたフラッシュ #006 (Double Vision)
- 7.テリー少年の挑戦 #008 (Child's Play)
- 8.警部・危機一髪! #009 (Shroud of Death)
- 9.コンピューターゴースト #010 (Ghost in the Machine)
- 10.透明人間の怪奇 #011 (Sight Unseen)
- 11.女強盗団 #014 (Tina, Is That You?)
- 12.処刑0秒前 #012 (Beat the Clock)
- 未放映エピソード #013 (The Trickster)
- 13.赤ちゃん騒動 #015 (Be My Baby)
- 14.恐怖のタイムスリップ #016 (Fast Forward)
- 15.ふたりのバリー #019 (Twin Streaks)
- 16.濡れ衣 #017 (Deadly Nightshade)
- 17.暗黒街の殺し屋 #018 (Captain Cold)
- 18.裏切られた再会 #020 (Done With Mirrors)
- 19.眠りの街 #021 (Good Night, Central City)
- 20.サイボーグ・アルファ #022 (Alpha)
- 未放映エピソード #023 (The Trial of the Trickster)
ビデオムービー
- 「最新・最強・最速のヒーロー/ザ・フラッシュ」(The FLASH、1990年、米)
- 監督:ロバート・イスコブ
- 出演:ジョン・ウェズリー・シップ、アマンダ・ペイズ
- 「ザ・フラッシュ2」(The FLASH II : Revenge of the Trickster、1991年、米)
- 監督:ダニー・ビルソン
- 出演:ジョン・ウェズリー・シップ、マーク・ハミル、アマンダ・ペイズ、ディック・ミラー
- 「ザ・フラッシュ3」 (The FLASH III : Deadly Nightshade、1992年、米)
- 監督 ブルース・ビルソン
- 出演:ジョン・ウェズリー・シップ、アマンダ・ペイズ
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