サーフィン(英Surfing)は、ウォータースポーツの一つ。波乗りともいう。サーフボードの上に立ち、波に対して直交するように進む。サーフボードの初期形は木の板であったが、発泡ウレタンを繊維強化プラスチックに包むなどして、軽く強度があるものへと変化している。元々はハワイで15世紀ごろに始まり、20世紀に入ってアメリカやオーストラリアで広まった。
もともとハワイの先住民が広く愛好していた遊びであったサーフィンであるが、キリスト教の受容とともに、一時期は抑圧されていた。しかし、オリンピック4大会出場で合計6つのメダルを獲得した先住ハワイ人の英雄、デューク・カハナモクの登場により、サーフィンは再び市民権を得るようになった。
1960年代に入ると、「楽園ハワイ」を前面に押し出した映画がハリウッドで大量に制作され、サーフィンはマリンスポーツとして市民権を得る。1960年代末からは、オアフ島のノースショアを舞台にした、ビッグウェーヴ・サーフィンが全盛となり、「GUN」と呼ばれる、ビッグウェーヴ専用のロングボードが普及した。また、この頃からデューク・カハナモクを記念したサーフィン大会「デューク・カハナモク・インヴィテーショナル」が開催されるようになり、トップサーファーに注目が集まりだす。
1970年代半ばごろからはショートボードが普及し、ビッグウェーヴ・サーフィンやロングボードは下火となる。しかし1980年代以降、エディ・アイカウを記念したクイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ大会によるビッグウェーヴ・サーフィンの再評価や、バッファロー・ケアウラナらによるロングボードの再評価の動きが活発化し、現在ではこれらのスタイルも確固とした地位を得ている。
また、1990年代には、レイアード・ハミルトンらによってトウイン・サーフィンが考案され、マウイ島沖のスポット「ジョーズ」に注目が集まる。
2000年代にはカウアイ島出身のアンディ・アイアンズがASPのWCTツアーで大活躍し、ハワイのサーファーのレベルをあらためて知らしめた。現在でもWCTツアーのファイナルはハワイ・ラウンド「リップカール・パイプライン・マスターズ」である。
日本国内でも各地でサーファーショップなどが開店した事で、サーフボードなど多くの用具を容易に取り揃えられるに至っている。また、サーフスポットの近隣のコンビニエンスストアなどでは、ワックスなどの消耗品を扱っている店も増えている。日本サーフィン発祥の地は、神奈川県藤沢市鵠沼、鎌倉市と言われている。
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