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サルバドール(Salvador)はブラジル北東部、大西洋岸にある都市。同国バイーア州の州都である。

以下は英語版Salvador%2C_Brazilの翻訳記事を一部再構成したものです。

概要


サルバドールの正式名称はサン・サルバドール・ダ・バイーア・ヂ・トードス・オス・サントスで、「諸聖人の湾の、聖なる救世主」で意味である。諸聖人の日に発見されたことから、そう名付けられた。サルバドール自体はポルトガル語救世主を意味する。かつて長い間バイーア(湾)という名前でも知られていた。1719年に書かれたロビンソン・クルーソーには、この名前で登場する。また、サルバドールという同一のブラジルの都市と区別するために、サルバドール・ダ・バイーア(バイーア州のサルバドール)と地図などに書かれることもある。

サルバドールは大西洋に面し、「諸聖人の湾」を取り囲む半島に位置している。主要な輸出港であるとともに、この湾周辺のRecôncavo Baiano大都市圏の中心でもある。2002年の人口は約254万人、ベロオリゾンチを抜いて現在ブラジルで3番目に大きな都市となっている。

歴史


「諸聖人の湾」が初めてヨーロッパ人によって発見されたのは1502年だが、サルバドールが建設されるのは1549年、初代ブラジル総督トメ・ヂ・ソウサ率いるポルトガル人入植者の到着を待たねばならなかった。その後急速にブラジルの主要貿易港として発展し、砂糖産業と奴隷貿易の中心地であったポルトガル領ブラジルの最初の首都となった。1552年にはブラジルで初めてカトリック司教座となり、以後ブラジルのカトリック教会の中心地のひとつでありつづけている。1583年に人口1600人に達した後も急速な成長を続け、北米でアメリカ独立戦争が起こった1776年の段階では、新世界で最大の都市のひとつになっていた。

当時サルバドールはポルトガル副王国グラン・パラ、およびバイーア・ヂ・トードス・オス・サントス県の首都であった。1624年5月オランダがサルバドールを攻略、翌1625年4月にポルトガルが奪還するまで、他の北東部の港と同様に占領を続けた。

1763年、その当時新たな経済の中心地となったリオデジャネイロへと植民地ブラジルの首都が移転したが、サルバドールはブラジル独立運動の拠点となり、1812年にはポルトガルによる攻撃を受けている。そして1823年7月2日には独立を達成した。その後ブラジルの工業化の流れに取り残されたため、150年にわたり斜陽の一途を辿っていた。この間1948年に人口は34万人、1991年には人口は208万人を記録している。

1990年代に入り、市政府によって旧市街の歴史地区ペロウリーニョの浄化・復元プロジェクトが行われ、ブラジルの文化と観光の中心地となっている。サルバドールは作曲家ドリ・カイミMPB(現代ブラジルポピュラー音楽)のスターであるガル・コスタグラミー賞を受賞したジルベルト・ジルといった音楽家をはじめ、多くの著名なブラジル人の出身地としても知られる。ジルベルト・ジルは後に市の評議会委員になり、現在ではブラジルの文化大臣を務めている。

今日のサルバドール


市街はcidade alta(上の町)とcidade baixa(下の町)に分かれている。大聖堂と政府関係の建物が最も高い地点にある。町にはブラジル初の大聖堂、最古の医学校など植民風の建築物が多く残されているとともに、アフリカの影響を受けた文化の存在も有名になってきている。住民の多くはアフリカから渡ってきた人たちの子孫である。ヨルバカンドンブレや格闘技カポエイラの中心地であり、350もある教会により、黒いローマと呼ばれるほどでもある。アフリカ文化の影響は、料理や音楽、生活文化を通して地域の外にまで広がっている。精神的な色合いの強いアフォシェ、地域密着型のブロンコス・アフロスから、よりポピュラーなアシェ、そしてサンバは、サルバドールが発祥の地もしくは中心地である。

サルバドールの識字率は81%、平均所得はおよそ月447ドル(1990年代後半)である。貧困地域では公衆衛生が問題となっている。約3分の1の住民の家は下水道浄化槽も整備されておらず、現在バイーア州政府ではBahia Azul、Viver Melhorといったプロジェクトに取り組んでいる。美しいビーチは歴史地区ペロウリーニョとならんで観光地だが、この影響で湾内の水質が悪いため、観光客にはイタポアンなど半島の大西洋側の海岸が勧められている。

サルバドール大都市圏のカマサリには、フォードの自動車工場があり、エコスポルトやフィエスタといった車種の組み立てをしている。

交通

サルバドールでは現在地下鉄を建設中である。2つの路線からなり、バスと鉄道とともにネットワークを形成する予定である。第一期区間は2006年から、遅くとも2007年初頭の開通が予定されている。

サルバドールには国際空港があり、国内外の多くの都市と結ばれている。IATAコードはSSA、ブラジルで6番目に運航量の多い空港である。

国際線就航都市

以下季節運航

大学

  • Universidade Federal da Bahia
  • State University of Bahia
  • Catholic University of Salvador

サッカーチーム

  • Esporte Clube Bahia
  • Esporte Clube Vitória

関連項目


外部リンク


ブラジルの都市

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