イスラム世界特有の称号・人名のサドル(sadr)についてはサドル (イスラム)を、はくちょう座γ星(サドル)はシェダルを参照。
サドル(Saddle)とは一般に乗用馬や自転車・オートバイ等の二輪車で人の尻を載せる部位、または状態を言う。山岳用語では山の稜線の凹んだ馬の背。日本語では鞍(くら)の文字を当てる。
乗馬目的に応じて鞍の種類は総合鞍・障害鞍・馬場鞍等があり形状・重量は異なるがいずれも腹帯を用いて馬の胴体と固定する。尻を載せる部分の両側には腿(もも)や膝(ひざ)が触れる位置にはフラップと呼ばれる垂れが取りつく。
競馬等の競争種目で用いる障害鞍では一般に「鞍上(あんじょう)の」と表現される騎乗中の騎手は両膝で馬の胴体を押え、鞍に尻を載せることは少ないため尻を載せる部分は形骸化した形状を保つのみであり、さらに馬の負担を避けることもあり一般的な乗馬に用いる総合鞍に比べて著しく軽量化が図られている。
騎馬民族は幼い頃より馬に親しみ、いわゆる人馬一体で鞍を用いずに乗馬できるが、馬の背の断面は丸く滑りやすいため、経験のない者が鞍を付けない馬に座ることまでは出来ても、馬が動き出した途端に滑り落ちることが多い。
現代の高名な皮革製品ブランドの多くは創業時に乗馬用の皮革製品を扱っていた馬具(ばぐ)専門企業が多い。馬具が期待する耐久性や機動性を実現するために培ってきた用途に応じた材質の選別等のノウハウや馬具特有の縫製技術を受け継ぎ、親子数代にわたって使い継がれる耐久性のある高品質な製品を提供している。
また、軽量化を追及するロードレーサー用のサドルとして、カーボンファイバーの板一枚で形成された、重量100グラムを切る超軽量サドルも存在する。この場合、製品によっては乗車する人の体重制限を設けているものもある。
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