| サケ | ||||||||||||||||||
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| 分類 | ||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||
| Oncorhynchus keta | ||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||
| Chum Salmon、Salmon |
ここでは、標準和名「シロザケ」について解説する。
親魚は川を上っている間、餌を取らない。オスはその間に上下の両顎が伸びて曲がる(鼻曲がり)。産卵・放精後、親魚は1ヶ月以上生きて産卵床を守ることもあるが、大半は数日以内に寿命が尽きて死ぬことが多い。
また、産卵期になると寿命が近く免疫力が低下するため、遡上中のみならず、まだ海中にいるものでも水カビ病に感染し上皮が白く変色することがある。個体によっては一見すると、まるで真っ白な別の魚のように見えることもある。 日本では現在でも北海道のみならず、これよりも遠隔地であり南方である北陸や近畿地方に於いても、稚魚の放流が行われず自然産卵のみのサイクルが維持されている河川も少なくはないが、安定した漁業資源確保のため北海道・東北地方を中心に人工的に採卵・放流されることが多い。
日本ではほぼ全ての個体が降海し、現在のところシロザケの陸封型は存在しないとされるが、実態が未解明であるイルクーツク州のバイカル湖や蒙古のいくつかの湖沼等、極東地域とその周辺の冷水湖に陸封種が存在する可能性が高いとする説もある。
沖合漁業については、1950年代に発効した国際条約をきっかけに再開され、1970年代に漁獲量がピークを迎えたとされる。1990年代には「北太平洋における溯河性魚類の系群の保存のための条約」(93年発効)により活動海域が日本とロシアの沿岸200海里以内に制限されることになった。
サケの回帰性は、1794年(寛政6年)越後国村上藩の下級武士、青砥武平次(あおと ぶへいじ)が発見したと言われている。1808年(文化5年)青砥武平次は「種川の制」を敷き、三面川(みおもてがわ)にサケの産卵場所を設置した人工川を設けて、サケの自然増殖に努めた。
日本におけるサケの人工孵化は、1876年茨城県の那珂川で試験的に行ったのがはじまり。犬吠埼以北の太平洋、壱岐沿岸以北の日本海、オホーツク海、カムチャッカ沖、千島列島などの海域が生息域の寒流に生息する魚である。水温が低い海域を好み、国内では主に北海道が漁獲の多くを占め、中でもオホーツク海沿岸で採れる鮭は味、魚体ともに最高級のランクに位置付けされる。
焼いた塩鮭は、日本の朝食の典型の一つと考えられることもある。旅館、民宿などでは海苔、生卵などと共に焼いた塩鮭が出されることも多い。焼いた塩鮭は他にも、握り飯の種や、お茶漬けの具、弁当のおかず、ふりかけなどにも用いられることが多い。
卵は塩漬けをした筋子として、あるいは粒をほぐしたイクラとして鮨などに用いられる。塩味をつけたサケの身を崩したものはフレークとして、お茶漬けの具、ふりかけ、サラダなどにも用いられることがある。また、雄の精巣(白子)は、DHAを豊富に含むため、抽出原料として利用され、核酸ドリンクや固形の健康食品のほか、医薬用、工業用に使われることが多い。
鮭の心臓は「どんぴこ」という名称で三陸沿岸で昔から食べている。また鮭の頭部の軟骨は「氷頭」(ひず、ひゅうずとも)言われ、これもマイナーながら通好みの食材として好まれている。氷頭は酢の物、膾として食べることが多い。
近年では鮭の背骨(中骨という)を柔らかく煮てそのまま食べられるように加工された物も存在する。これは主に缶詰として流通される。
他にバター焼きにする、シチューの具に使うなどの調理法がある。
このように捨てる部位が殆ど無く、アイヌでは「神がくれた魚」として崇められた。内臓や骨なども料理の出汁になるのを含めれば事実上無駄になる部分は無い貴重な魚ともいえる。
サケ類にはアニサキスが寄生していることが多いため、生食することは危険である。アニサキスは鮭の身を加熱するか、ルイベのように(厚労省や各国の公的機関が通達する手順で)一旦冷凍することで死滅される。
サケの身は赤いが、生物学的には体側筋が遅筋から成る赤身魚ではなく、速筋から成る白身魚に分類される。サケの赤色は遅筋の色の原因である酸素結合性タンパク質、ミオグロビンによるものではなく、餌として摂取された甲殻類に含まれるカロテノイドであるアスタキサンチンによる。卵が赤いのもこの色素による。
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