コルク(英:Cork)はコルクガシの樹皮のコルク組織を剥離、加工したもの。弾力性があり水をほとんど通さないためワインの瓶の栓や、野球の硬式球などに使われている。端材を加工することで床材としても利用されている。
コルクガシの樹皮を形成層などの生きた組織を痛めないようにはいで製造する。コルクガシを植樹後、数年を経た段階で、第1回の剥ぎ取りを行う。このときに得られた樹皮は表面が亀裂や凹凸に富み、加工製品の素材としては適さない。そのため、洋ランのような熱帯性の着生植物を着生状態で栽培するときの植え付け材として利用される。その後は数年ごとに再度厚く成長した樹皮を剥ぎ取っていく。この2回目以降に得られた樹皮は表面が平滑な均質性の高い材質であるので、打ち抜いてワインなどの瓶の栓を製造する。打ち抜いたあとの端材は、粉砕して成型加工し、フローリング用床材や断熱材など、さまざまな用途に供される。主な生産地はポルトガルであり、全世界の生産量の70%以上を占める。ほか、スペイン、イタリア、モロッコなどで生産される。
バットを改造してコルクを詰めることは野球規則で禁止されている。これはコルクの反発係数が高いためである。近年ではサミー・ソーサがそのバットを使用し罰金と謹慎処分を受けたこともある。
温暖な気候を好む。イベリア半島をはじめ、イタリアなどでコルク製造のため栽培される。コルクガシはコルク生産目的だけではなく、防砂林としても植えられる。
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