タビラコ(田平子)とは、キク科に属する越年草の一。コオニタビラコ(小鬼田平子)とかホトケノザ(仏の座)ともいい、春の七草の一つでもある。標準和名としてはコオニタビラコを使用する。学名はLapsana apogonoides Maxim.
標準和名のホトケノザは、シソ科で有毒である。
湿地を好み、田や周囲のあぜ道などに多く生える。初春の水田ではロゼット葉を広げて地面にはいつくばった姿で見られる。葉は羽状複葉で丸っこい。高さは10cm程度、早春には黄色の頭状花が咲く。花が終わると果実は丸く膨らみ、下を向く。種子には綿毛がない。
若い葉を食用とする。
近縁種のヤブタビラコ(Lapsana humilis (Thunb.) Makino )はやや大柄で、山沿いの湿ったところに出現する。むしろオニタビラコ(Youngia japonica (L.) DC. )の方が普通で、道ばたなどによく出現する。こちらはタンポポふうにギザギザした根出葉を広げ、中心から長い花茎をまっすぐに立て、先端に小さな黄色い頭状花序をつける。種子には綿毛がある。
また、ホトケノザという名は、ロゼット葉の姿からつけられたものと思われるが、現在ではシソ科の雑草であるホトケノザ(Lamium amplexicaule L. )に与えられ、そちらが標準和名となっている。これも初春に花をつける草花である。