コウガイビル(笄蛭)というのは、扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目コウガイビル亜目コウガイビル科コウガイビル属する動物の総称である。広義にはコウガイビル亜目に属する動物の総称。往々にして数十cmを越える陸上動物で、扇形の頭を持つ。名前にヒルとあるが、環形動物に属するヒルとは全く異なった動物である。
コウガイビルの体は、長さが10cmから30cm、場合によっては1mを越えるのに対し、幅は大きくても1cmを越えない。厚みも数mmであり、平たくて、細長い体をしている。表面は粘液に覆われ、触るとくっつく感じがある。
体の前端は頭部であり、扇形に広がっている。コウガイビルのコウガイとは、昔の女性の髪飾りである笄(こうがい)に、その形を見立てたものである。頭部には、肉眼では確認できないが、眼点が多数ある。近縁のものには、頭部が広がらないものもある。体は細長く、その中央腹面に口がある。肛門はない。消化管は口から体の前方後方へと分岐しながら伸び、それぞれの先で袋状に終わる。
雌雄同体らしい。
あまり知名度はないが、意外に身近に住んでいるものであり、畑地の周辺では、ナメクジなどを餌として、その数は少なくない。畑の周辺の石をめくれば、見つける事ができる。また、オオミスジコウガイビルは、都会地の公園などに出没し、往々にして住民を驚かせる。 その異様な外見と、その割には身近に見られる事から、一部ウェブサイトなどで取り上げられている。