剃刀(かみそり)とは、皮膚の表面の髪や毛、髭を除去するための刃物のことである。手動式と電動式がある。電動式は主に男性の髭を剃るために用いられる。
理容室で用いるものは使い捨てではなく、厚手の刃を持ち、研ぐことで繰り返し使うようになっているが、最近は使い捨ての替え刃を使うものに置き換わりつつある。研いで使う剃刀のうち、日本の伝統的な日本剃刀は非常に鋭い切れ味を誇ったが、これを作れる鍛冶職人は現在1人しか残っておらず、後継者も絶えている。
多くの安全剃刀はT字型であり、T字の上の辺に刃が付いて縦の辺が持ち手になっており、このため「T字カミソリ」、「T型カミソリ」と呼ばれることがある。
女性が肌を露出する部分の毛(ムダ毛)を除去するためのもの、男性が髭を剃るために用いるもの、男性・女性ともに髪を剃るためのものなどがある。また、スキンヘッド(海外では剃った頭を意味する「シェイブドヘッド」と呼ばれることもある。)の手入れにも用いられる。
刃としては非常に薄い鋼製の刃が用いられる。安全剃刀は刃をプラスチックの柄と一体化させた使い捨てのもの、刃をプラスチックで固定した物(替え刃)を柄に取り付けるもの、刃のみを柄に固定するものがあるが、刃の使い捨てを意識した製品がほとんどである。
現在、主流なのは刃と柄を一体化させたものと、刃をプラスチックで固定した替え刃のものであり、このなかでも複数の刃を重ね合わせることで切れ味を向上させた製品が主流である。これらにはスムーサーと呼ばれる水溶性樹脂や、ローラーが刃の近くについているものがある。
刃のみを柄に固定するものにはこれらは付いていないが、刃を柄に固定する部分を挟んで反対側も刃になっている両刃の物がある。
刃の枚数が多いほど切れ味が良くなるが、皮膚の表面が削れてしまうことで痛みを伴うカミソリ負けや、皮膚を切ってかさぶたが出来、埋没毛になる可能性も高くなる。そのため、使用時にはシェービングクリームや石鹸などを髪や地肌、皮膚に塗って滑りを良くしてから用いる。
安全と言っても刃に平行に動かすと皮膚が切れてしまうので、刃の表面に保護用のワイヤーを取り付けた製品もある。
刃の形状には、大きく分けて回転式と往復式の2種類がある。乾電池式、充電式、交流電源式がある。刃の部分が直接水洗いできる製品もある。
通常は、使用時には皮膚に何も塗布しない。そのため水が使えない場所でも簡単に用いることができる。
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