カクテル とは
- アルコール飲料の一種。下記参照
- オードブルの一つでカクテル・ソースで合えたもの。
- トム・クルーズ主演の映画。カクテル (映画)を参照。
カクテルとは、主にベースとなる酒に、他の酒またはジュースなどを混ぜて作るアルコール飲料。混酒。複数の飲料を混ぜることで独特の味、フレーバーを作る。
ベースとなる酒には、ウィスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラなどのスピリッツ類を使うことが多い。最近ではリキュール類もよく使用される。
※アルコール分を含まない、もしくは1%未満のノンアルコールカクテルというものもある。
歴史
混酒という点からいえば、
古代エジプト、古代
ローマ、あるいは
唐(
中国)の時代にまでさかのぼる。
大昔のビールやワインなどは、それ単体で飲むには味が悪かったため、蜂蜜やナツメヤシのジュースを混ぜたり、また海水で割って飲む習慣があった。
また、中世ヨーロッパでは冬にホット・ワイン(グルーバイン)を飲むようになり、17世紀のインドでパンチが開発されると、一気にヨーロッパ社交界に広まっていった。「カクテル」という言葉自体は、1750年代に入ってから使われるようになったらしい。
その後、混ぜた酒(カクテル)がバーで提供されるようになり、製氷機の発明(1875年)によって、一年を通して氷が手に入るようになると、現在のような「冷たい飲み物」としてのカクテルが広まった。
語源
語源については諸説ある。
- 飾りのため、あるいはグラスの中身にアルコールが含まれていることを示すために、羽根をグラスに差す風習があったとされる。この羽根は雄鶏の尻尾(cock tail)からとったもので、そこからカクテル(cocktail)の名がついたとの説がある。
- 雑種の馬(cock)は尻尾(tail)を短く切って純血馬と見分けたことから、混合酒の名前に転じたとする説。
- 18世紀初頭、アメリカ南部陸軍とアソロトル8世率いるメキシコ軍の間には小競り合いが絶えなかったが、ある時、休戦協定が結ばれることとなった。その酒宴の際に、メキシコ王の娘・コクチル(Coktil)が自ら調合した酒を供した。その美味しさと娘の美しさに驚嘆したアメリカ軍の将軍は、その場で「この酒はこれからコクチルと呼ぶこととしよう」と提案し、それが現在に至るという説。
- メキシコのユカタン半島の港町カンペチュに大英帝国海軍の船が入港したとき、一人の海兵が地元のバーのカウンターでバーテンダーの少年が木の枝を使っておいしそうなドリンクを混ぜているのを見た。当時のイギリスには「お酒を混ぜる」という習慣はなかったため、彼は少年にその酒の名前を聞いてみたところ、少年は使っていた木の枝のことを聞かれたのだと勘違いし、「コーラ・デ・ガジョ」と答えた。これを英語に直訳した「雄鶏の尻尾(tail of cock)」が、やがて「カクテル」となったという説。
- 1775年ごろ、アメリカのニューオリンズに移住してきた薬屋アントワーヌ・アメデス・ペリシコーがブランデーに卵を混ぜもの(いわゆる玉子酒)て売っていたが、これが評判になり、彼はフランス系アメリカ人の間でコクチュ(coquetier、フランス語で卵屋の意味)と呼ばれた。これが後にカクテルとなったという説。 (「ビターとコニャックをコクティニと呼ばれる器で混ぜて売っていたのが好評で」との異説あり)
- 「ドック・テール」説
- 「コクチェ」説
- 「トルテカ族の娘」説
カクテルの作成技法
- シェイク - シェイカーに氷と共に材料を入れ、シェーカーを振ることにより材料を混ぜる。
- ステア - 混ざりやすいいくつかの材料をミキシンググラスにそそぎ、バースプーンなどで手早くかき混ぜる。
- ビルド - 直接グラスに氷や酒類をそそぐ。
- ブレンド - ミキサーを使い、材料とクラッシュドアイスを細かく混ぜること。フローズン系のカクテルはこの技法で作られる。
カクテルの用語
- 1dash(ダッシュ)- シロップなどを約1ml程度の少量用いる際に使われる用語。5、6滴ほど。
- 1tsp(ティースプーン)- ティースプーン1杯分程。小さじ1杯。
- 1dr(ドロップ)- dashと同様に、ごく少量しか用いない場合に使われる単位。1drは約5分の1ml程度。
- 1oz(オンス)- 約30mlのこと。
- 1cl(センチリットル)- 10mlのこと。日本ではあまり一般的ではない。
- アペリティフ - フランス語で「食前酒」の意味。
- アイス・ペール - 氷を入れておく容器。
- カクテル・ピン - 一部のカクテルで使用される、チェリーやオリーブを飾り付ける際に使用するピン。様々な形状がある。
- クラッシュドアイス - 細かく砕いた氷。
- シェーカー - トップ、ストレーナ、ボディーの3つのパーツらなる、混ざりにくい物を混ぜ合わせ、冷やしにくいものを強制的に冷やすために作られた道具。大抵はステンレス製。
- スノースタイル - グラスの縁をレモン汁で濡らし、塩や砂糖を付着させるデコレーション技法。正式にはRimmed with salt(あるいはsugar)とも。
- チェイサー - 口直し用の水。
- バースプーン - カクテルをステアするために用いる長柄のスプーン。反対側はフォーク状になっており、使い勝手が良い。
- ピール - 柑橘類の皮。香りつけなどに用いる。
- フロート - 比重の違う液体を混ざらないように静かにそそぎ、重ねていく技法。
カクテルに用いられるリキュールなど
代表的なカクテル
詳しくは、カクテルの一覧を参照のこと
カクテルの街
近年、日本では「カクテルの街」として町おこしをはかっているところがいくつかある。
栃木県宇都宮市は特に有名で、カクテルの国内大会で優勝経験を持つ
バーテンダーを中心に、観光協会などがイメージ作りを進めている。他には、
神奈川県横浜市、
北海道旭川市(理由は宇都宮市と同様)などもカクテルの街を名乗っている。
カクテル
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