| カイコ | ||||||||||||||
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| 分類 | ||||||||||||||
| 界: | 動物界 Animalia |
| 門: | 節足動物 Arthropoda |
| 綱: | 昆虫綱 Insecta |
| 目: | チョウ目 Lepidoptera |
| 科: | カイコガ科 Bombycidae |
| 属: | カイコガ属 Bombyx |
| 種: | カイコガ mori |
カイコは家蚕(かさん)とも呼ばれ、野生に生息する昆虫ではない。カイコの祖先は東アジアに生息するクワコ (Bombyx mandarina) であると考えられている。カイコとクワコは別種とされるが、これらの雑種は生殖能力をもつ。カイコは人による管理なしでは生育することができない。
孵化したての幼虫は黒色で疎らな毛に覆われ、毛蚕(けご)または蟻蚕(ぎさん)と呼ばれる。桑の葉を食べて成長し、十数時間程度の「眠」を経て脱皮する。脱皮後は毛が無く、青白いイモムシ様の虫となる。このような脱皮を(品種により異なるが)4回前後繰り返す。
蛹化が近づくと、体はクリーム色に近く半透明化してくる。カイコは繭を作るに適当な隙間を求めて歩き回るようになる。やがて口から絹糸を出し、頭部を∞字型に動かしながら米俵型の繭を作り、その中で蛹化する。絹糸は絹糸腺(けんしせん)という器官で作られる。
羽化すると、尾部から茶色い液を出し、自らの作った繭を破って出てくる。成虫は全身白い毛に覆われている。翅はあるが退化しており、飛ぶことはできない。成虫は餌を取ることは無い。交尾の後、やや扁平な丸い卵を産み、数日で死ぬ。
カイコは、ミツバチなどと並び、愛玩用以外の目的で飼育される世界的にも重要な昆虫である。日本では養蚕の歴史を持ち、戦前には絹は主要な輸出品であった。絹を取るには、蛹となった繭を丸ごと茹で、ほぐれてきた糸をより合わせる。茹でる前に蛹から羽化して食い破られるなどして屑になった繭は真綿(絹綿)にする。
絹を取った後の蛹は、熱で死んでいるが、そのままの形、もしくはさなぎ粉と呼ばれる粉末にして魚の餌や釣り餌にすることが多いが、韓国ではポンテギと呼び、日本の長野県や群馬県の一部のように佃煮にして食用にする。また、中国でも山東省、広東省などでは蚕蛹(ツァンヨン)と呼んで、素揚げにしたり、煮付けにして食べる。
学術目的では変態やホルモンの生理学などのモデル生物として用いられる。エクジソンはカイコを用いて単離された代表的な昆虫ホルモンである。また、教育課題としてカイコの幼虫の飼育や解剖観察を行うことも多い。
ガの幼虫 | 家畜 | 韓国の食文化 | 中国の食文化 | 中部地方の食文化 | モデル生物
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