オコジョは、ネコ目(食肉目)イタチ科に属する動物である。学名はMustela erminea。イギリスを含むヨーロッパ中北部、アジア中北部に生息している。日本には、ホンドオコジョ M.e.nippon、エゾオコジョ M.e.orientalisの2亜種が生息している。
特徴
体長はオスで16~33cm、体重は150~320g程度。イタチ科は一般に胴長短足であるが、オコジョの後ろ足は比較的長く、これによる強力な跳躍力を有している。目から鼻にかけての吻が短く、イタチ科にしては丸顔をしている。耳は丸い。一年に2回換毛をし、夏は背側が茶色で腹側が白い。冬は全身が白になる。尾の先は黒い。
生態
気性が荒く、
ノネズミなどを食べる他、自分の体よりも大きい
ノウサギや
ライチョウを捕食することがある。単独で生活し、岩や樹根の隙間に営巣したり、ネズミの巣穴を乗っ取って自分の物にすることもある。他のイタチ科と同様、オコジョには着床遅延という現象があることが知られている。
交尾後、
受精卵は長期間にわたり発生を休止し、妊娠、出産に適した暖かい季節になって初めて
子宮壁に着床するのである。妊娠期間は1ヶ月程度である。
分類
オコジョは35以上の亜種に分類される。一般に哺乳類は寒い地方ほど大型化する傾向があり、ベルグマンの法則として知られているが、オコジョでは北方に生息するものほど小型化する傾向がある。このため、
ロシアなど北方に分布するオコジョは、今後別種として分類される可能性もある。代表的な亜種を以下に記す。
- ホンドオコジョ M.e.nippon:青森県から本州中部にかけて生息する。尾の先の黒い部分が尾長の1/3程度と小さいことが特徴である。
- エゾオコジョ M.e.orientalis:ユーラシア大陸に生息する。日本では北海道に生息する。ホンドオコジョに比べ、一回り大きい。
関連項目
イタチ科
Lækat | Hermelin | Stoat | Ermeno | Mustela erminea | Kärppä | Hermine | Ermino | Mustela erminea | Šermuonėlis | Hermelijn | Hermelin | Gronostaj | Arminho | Горностай | Hermelin | Kakum