エイは、脊索動物門脊椎動物亜門軟骨魚綱板鰓亜綱エイ上目に属する魚の総称。世界中の暖かい海に分布する。一般的に平たい体型で、細長い尾、下向きの5対から6対の鰓(えら)を持ち、一般に卵胎生である。尻尾に毒を持つ種類もいる。サメの一部の系統から底生生活に適応して進化した系統のひとつと考えられているが、イトマキエイのように二次的に遊泳生活に戻ったものもある。
一般的なエイは頭部から胴部と胸びれが一体になって全体が扁平になり、端のの薄い部分を波打たせて遊泳する。肛門はその後端に開き、腹びれ、尻びれはその近くにまとまる。それ以降の尾部は急に細くなり、後端は細長くなって終わり、尾びれはないものも多い。背びれが退化するものも多く、アカエイなどではこれが毒針に変化している。
ノコギリエイでは体は幅白いが厚みがあって細長い。ガンギエイなどはエイらしい姿ではあるが、尾びれははっきりとしている。
多くはおとなしく、砂底の貝などを食べる。底性の種は砂に潜ることができるものも多い。
日本近海では約50種、世界では約350種が知られている。ほとんど海産で、ごく一部に淡水産がある。
サメと同様に尿素を体液の浸透圧調整に用いているため、その組織には尿素が蓄積されており、鮮度が下がるとこれが加水分解してアンモニアを生じる。そのため、一般の魚と同じような料理には向かないともされるが、地域によっては非常に好まれる。韓国のホンオフェのように醗酵させることによりアンモニア臭を強調した加工食品も存在する。
他方、アカエイなどいくつかの種では背びれが毒針に変化しており、刺さると非常に激しく痛むので、扱いに注意を要する。
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