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ウィンブルドン選手権(ウィンブルドンせんしゅけん、英語正式名称:The Championships, Wimbledon)は、テニスの四大国際大会の1つである全英選手権大会の別名。毎年6月最終(もしくはその前の)月曜日から2週間の日程で行われる。グランドスラム4大会中、最も古い歴史を持ち、唯一の芝生のコートで行われるこの大会は120年以上の伝統と格式を持ち、「白いウェア」が義務づけられている(練習の際にも白を基調としたウェアとシューズを義務づけている。これは会場ともなっているクラブの規定によるもの)。

開催地のウィンブルドン(イギリスロンドン南西部)に因み、この名がある。オープン大会であるため、日本語では「全英オープン」と呼ばれる場合もあるが、正式名は「The Championships」であり、名称上は誤りである。会場は、この大会のためにしか使われない「センターコート」を持つオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ。

この大会では第1週と第2週の中間日となる日曜日(ミドル・サンデー)を休養日にする大会運営の伝統があった。しかし大会開催期間中は雨天で試合が中断・中止となるケースも多い。1991年に日程消化の問題でこの伝統が初めて破られ、ミドル・サンデーに試合が開催された。その後1997年2004年にもミドル・サンデーに試合が行われた。そこで最近ではセンターコートと第1番コート(センターコートに隣接)に屋根を敷設し、雨天中断をできるだけ抑制しようという動きもある。また開催時期を雨天の影響が少ないとされる7月第1週~第2週にずらすことも検討していたが、具体策に至っていない。

2002年には1番コートの近くに、バックスクリーンで試合を観戦できる新スポットが設置され、当地の英雄ティム・ヘンマンにちなんで“ヘンマン・ヒル”という通称がつけられた。

通常、入場券は事前の前売り制で発売されるが、ミドル・サンデーの開催時には当日入場券が発売される。そのため、いつもは静かな会場が熱狂的なテニスファンでにぎわっているという。

開催国イギリスの優勝者は、現時点では1977年の女子シングルス優勝者バージニア・ウェードが最後になっている。男子シングルスでは1936年フレッド・ペリー以後、地元選手の優勝はない(ウィンブルドン現象)。

最近の優勝者


[フェデラーはスイス出身のテニス選手として初の4大大会優勝者になる]
[サンプラスは4年連続7度目の優勝で、男子歴代1位になる。彼のウィンブルドン優勝はこれが最後になった。]
[女子の準優勝者シュテフィ・グラフはこの大会を最後の4大大会にすると宣言し、8月13日に現役引退を表明した]
[ヒンギスは「16歳9ヶ月」での優勝、1968年のオープン化以後の最年少記録を樹立する。ただし彼女はチェコスロバキア出身の“移住選手”であり、地元スイス選手の初優勝は6年後の同大会でフェデラーが達成した。]
[1993年~2000年の8年間で、サンプラスがウィンブルドンに優勝できなかったのはこの年だけ。クライチェクが準々決勝でサンプラスを破っている。クライチェクはオランダ人のテニス選手として初の4大大会優勝者になった。グラフは4大大会総計を「20勝」の大台に乗せ、マーガレット・コート夫人以来2人目の記録に届く。女子準決勝のグラフと伊達公子選手との日没順延試合が記憶に残る歴史的な大会であった。]
松岡修造日本人男子選手として、1933年佐藤次郎以来「62年ぶり」のベスト8進出。準々決勝でサンプラスに敗れる]
[この年に大会前年優勝者のグラフが1回戦で敗退、女子では初の珍事が起きた]
[この年の男子シングルス決勝は、シュティヒとボリス・ベッカーとの「ドイツ対決」となる]
[ナブラチロワは3年ぶり9度目の優勝を達成、宿願のウィンブルドン歴代1位を実現させる。これが彼女の最後の4大大会優勝になった。通算18勝で、ライバルのクリス・エバートと並ぶ(現在は女子4位タイの記録)]

テレビ放送


BBCが1937年からウィンブルドン選手権の放送を担当しており、2005年の実績では、全チャンネルで約900時間を放送した。

日本ではシングルスはNHK(決勝は生中継)、ダブルスはGAORAで放送されている。しかし、以前はNHK衛星第1テレビ(年によっては衛星第2テレビ)で大半の試合を生中継していた時期もあり、その頃に比べるとNHKがウィンブルドン放送を担当する時間は大幅に減少した。

関連項目


外部リンク


ウィンブルドン選手権 | イギリスのスポーツ

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