article

インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)とは、電気通信事業者の内、インターネット接続サービスを提供するものである。プロバイダISPなどと略して呼ばれることが多い。

歴史


主なサービス内容


インターネット接続サービスの提供として、インターネットへのコネクティビティ(接続性)を提供する事を主要なサービス内容とする。その他付帯的なサービスとしては、電子メールアカウントの提供 、ウェブページ公開用スペースの提供、独自ドメイン名取得手続きの取次ぎなどを行う。また、ISP独自によるポータルサイトを運営しており、併せてコンテンツサービスを提供する業態が一般化している。

近年は、IP電話VODなどのブロードバンド回線を活用した付加サービスも一般化している。その他、企業向け等に専用線接続サービスやVPNホスティングサーバ(俗に言うレンタルサーバ)、ASPなどの提供なども行う。また、一般的ユーザ向けにサービス利用のためのユーザサポート(電話メール、さらには出張サービス)も行う。

通常、ISPは回線事業者とは区別される。回線事業者の回線はアクセス回線、アクセスネットワークなどとも呼ばれ、POI(Point Of Interface:ISPとの接続点)からラストワンマイルを経てユーザー宅までの接続回線を提供する。

一方、事業者が従来から保有してきた回線を活用したり、またはISP自体が積極的に回線を構築(投資)するなどにより、ISPが回線事業者を兼ねて、一体化したサービスを提供することを強みとする事業者もある。ADSLCATVFTTHなどのブロードバンド回線サービスのほか、無線アクセス(FWA:Fixed Wireless Access)などの無線ネットワークサービスにおいても見られる。携帯電話PHSにおいても、各移動体通信事業者(キャリア)がISPサービスも提供している形態もある。

また、ISPが、回線事業者からの接続回線の提供を受けて、ISPサービスと接続回線サービスを一体化(ホールセール、whole sale)して提供する形態もあり、ADSLなどブロードバンド回線に多く見られる。

2006年時点での主な提供サービスをまとめると

  • インターネットへの接続性の提供
    • ダイヤルアップ接続
      • 一般電話
      • ISDN
      • 提携先海外プロバイダの現地アクセスポイントへのダイヤルアップ接続
    • ブロードバンド接続
      • ADSL
      • FTTH
      • 専用線
      • IP電話サービス
    • モバイル系接続
  • メールアカウントの提供(社によっては家族用などの目的で、一つの契約で複数のアカウントを取れる場合もある)
  • ホスティングサーバ(ウェブページ公開スペース)の提供
  • ニュースサーバニューズグループ)の運営(Biglobeのように中止したところもある)
  • 独自ドメイン名(jp、comなどのgTLD、tvなど一部他国ドメインなど)取得手続きの代行
  • いわゆる迷惑メールや、コンピューターウイルス入りメールのチェックサービス(一部)
  • ダイナミックDNS(一部)
  • ポータルサイト運営
  • 音楽や映像などのコンテンツサービスの提供(ビデオ・オン・デマンドなど、大手一部)

事業者としての課題

継続的に、技術の進歩および厳しい価格・サービス競争にさらされており、ISPの吸収合併などの再編も一部では見られている。

ダイヤルアップの時代には、パソコン通信と同様にオンラインサインアップにより接続設定し、すぐにサービスを利用開始できるようにし、新規ユーザの獲得に貢献した。また、CD-ROMによるオンラインサインアップ用のソフトウェアの配布(店頭、雑誌添付など)、新規購入PCへのバンドル(初期インストール済)などもある。

ブロードバンド回線の普及以降、ユーザへのISPサービス普及率の大幅な増加、それによる新規加入者数増の鈍化などが表面化し、サービスの差別化のほかに、ユーザを他のISPから乗り換えさせる方針に重点が置かれている(乗り換えたユーザへの料金割引など)。一方で、各地に多数存在したダイヤルアップ接続用アクセスポイント回線の縮小が、ナビダイヤルなどのサービスを利用した「全国共通番号」などの形で進行している。

ブロードバンド回線の普及に伴い急増しているコンピューターウイルススパム(いわゆる迷惑メール)へのセキュリティ対策も、ユーザへのサービス提供も含めて重要となっている。ISPによっては他社とのサービスの差別化の一つとして、スパム対策サービスや、電子メールのウイルスチェックサービス、パケットフィルタリングサービスを有償または無償で提供している。

また、セキュリティだけでなく、ユーザ数の増加・一般化に伴い、ユーザ自身による不正、不法または違法な行為への対処も(一部限定的ながらも)求められている。

上記のような状況や、ブロードバンド化による通信量の増加などに対応する設備投資が負担となり、通信キャリア系列や一部大手電気機器メーカー系列などの大手事業者以外の中小事業者(いわゆる地場プロバイダ)は経営が苦しくなり、淘汰が進んでいる。

日本の最大手プロバイダー3社


「Yahoo!」のブランド力を生かしたADSL新規参入とサービス地域の積極的な拡大で急激にシェアを伸ばし、日本最大の会員数を誇る。光サービスでは1Gbpsの広帯域で提供。会員数ダントツ1位。 日本最高レベルの超高速バックボーン+トップレベルのコンテンツ量で1320万人のユーザーを抱えるフレッツ最大手。パソコン通信でニフティサーブと並ぶ大手であったNECのパソコン通信事業PC-VANとNECのISP事業旧Meshが前身。 「光はイチバンOCN」のCMで有名。NTT系だけにバックボーンは大容量。光接続会員数で堂々の1位を誇る。

その他の大手プロバイダ


他多数

関連項目


外部リンク


インターネット | インターネットサービスプロバイダ

Internetudbyder | Internetdienstanbieter | Internet service provider | ISP | Proveedor de servicios de Internet | Fournisseur d'accès à Internet | ISP | Penyelenggara Jasa Internet | Internet Service Provider | Internetprovider | Internettleverandør | ISP | Provedor de acesso | ISP | Интернет-провайдер | Internet service provider | Интернет сервис провајдери | Internetleverantör | Internet servis sağlayıcısı | 因特网服务提供商

 

This article is licensed under the GNU Free Documentation License. It uses material from the "インターネットサービスプロバイダ".

Home Pageartsbusinesscomputersgameshealthhospitalshomekids & teensnewsphysiciansrecreationreferenceregionalscienceshoppingsocietysportsworld