| アリ科 Formicidae | ||||||||||||||
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| 本文参照 | ||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||
| Ant |
なお、シロアリは大きさや集団生活をすることなどからアリに似るが、アリとは全く別の昆虫である。
一般認識としてハチとアリは区別されているが、多くが毒針を持たない事、生殖目的以外では羽を持たずに地面で生活する事から区別されたと考えられる。しかしながら、実際にはスズメバチやベッコウバチに近縁なグループで、アリ科の動物は全てハチそのものである。スズメバチから見ても、同じハチとして認識されているミツバチよりもアリ類の方が近縁である。
体色は黒いものが多いが、黄色、褐色、赤色などの種類もいる。翅はないが、繁殖行動を行う雄アリと雌アリには翅がある。なお、腹部の前方の節が細くくびれて柄のようになった「腹柄節」は、昆虫でもアリだけにある器官であり、狭い穴の中での生活に適応すべく役割を果たしている。
大顎が発達し、餌をくわえたり外敵に噛みついたりできる。さらに腹部先端にはハチと同じように毒腺を持ち、特殊化の進んだヤマアリ亜科やカタアリ亜科のアリを除けば、系統的には針を持つものの方が多数派である。日本で人家の周囲に見られるアリの多くが針を持たなかったり、針が脆弱であまり刺さない種類が多いので、日本では昆虫学にかなり造詣のある人でも原始的な一部の種だけに針があると思っていることが多いが、熱帯ではむしろ針があり、積極的にこの針で攻撃する種が多数派で、かなり高等な分類群でも、フタフシアリ亜科は普通に針を持つ。
針を持たなかったり、刺すほど強靭な針を持たないアリは多くの場合、毒液を敵や獲物の体表に付着、或いは飛ばして相手を攻撃するが、針を持つ種類はハチと同様に針を使って毒液を注入する。毒液の主成分はギ酸とされていることが多いがこれはヤマアリ亜科に限られ、これと同様に針を持たないカタアリ亜科や、針を持つフタフシアリ亜科の中でもこれを刺すのには使わないシリアゲアリ属のアリは、別の種類の刺激性物質が主成分である。針で刺して攻撃するアリの毒は、多くのハチと同様タンパク質やペプチドその他の生理活性物質の混合物であり、そうしたアリの熱帯性の大型種に刺されると、スズメバチに刺されたのと同程度の激しい症状を起こして死亡に至る場合もあるので注意を要する。日本では暖地では人家の周囲にも多いハリアリ亜科のオオハリアリ、寒冷地では草木の上でよく活動しているフタフシアリ亜科のクシケアリ類がかなり強力な毒針を持つので、刺されて不快な痛みを味わうことがしばしばあるし、人家内に生息するフタフシアリ亜科のイエヒメアリも、微細ながら積極的に針で人体を刺すので、ちくちくした不快感を感じる被害がある。
アリはなじみのある昆虫の中では小さいことから、人間から見ればか弱い存在と思われがちだが、肉食のものが多く、活発で攻撃力があり、集団をなすことから、むしろ他の昆虫にとっては恐ろしい存在である。さまざまな生態系で、アリは最も重要な小動物の捕食者であり、熱帯雨林では植食性動物ではシロアリ、肉食性動物ではアリが最も大きなバイオマスを誇っているほどである。アリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)も、アリを餌にすることはほとんどないらしい。 また、アリグモという、アリに擬態しているクモがおり、かつては仲間と思って近づいてくるアリを襲うと信じられていたが、現在では、むしろアリの姿でいることで、他の動物からの攻撃を避けているとされる。他にもアリそっくりの姿をしたハエ、カマキリ、ツノゼミなども世界各地で報告されている。さまざまな植物で花外蜜線といって花以外の器官に蜜腺を持つ形質が進化しているが、これは蜜でアリを誘引することで植食性の昆虫を襲わせ、体を守る適応的意義があるとされている。
アリの食性の基本は肉食で、それに活動のエネルギー源として花の蜜や果実、アブラムシなどの甘露から糖分を摂食するという様式が多数派を占めるが、種類によって草食、菌食、雑食が分化している。生きた動物を襲う種類から自ら栽培した菌類を主食にする種類まで、多種多様な食性が知られているが、エネルギー源として植物の蜜やアブラムシの甘露、タンパク質源として肉食をする種が多い。肉食の種では、特に土壌性の小型種で、トビムシ、ムカデ、ササラダニなど、ほぼ特定の生物のみを襲って獲物にしている種が多く知られている。
巣の外で餌を見つけると、その場で摂食してそ嚢に納めて巣に持ち帰る場合もあるが、まるまる、あるいは刻んで運ぶ行動がよく知られている。その際、アリ達が列をなして行き来するのが見られが、これは同じ家族の働き蟻によって通り道に残された足跡フェロモンをたどって行く為と考えられている。
成虫は性別や役割に応じて「女王アリ」「働きアリ」「雄アリ」「雌アリ」「兵隊アリ」と分化していることが一般的に良く知られている。しかし中には「働きアリ」だけで卵を産んで増えるものや、大型の「働きアリ」は居ても「兵隊アリ」として区別出来ないものなど、様々な種類が存在するといわれる。
年に1度、巣から羽を持つ雌アリと雄アリが多数飛び立つ。交尾した雄アリは力尽きて死ぬが、雌アリは羽を落として物陰に潜み、女王アリとして産卵行動に入る。アリはハチと同様に、受精卵からは雌が、未受精卵からは雄が生まれる。受精した女王アリから産まれた卵は雌となり、それらは通常、女王アリからのフェロモンによって、不妊の働き蟻に育つ。働きアリは女王の世話、卵と幼虫の世話、餌の運搬などの仕事を分担する。
家族内に女王アリが1匹しかいないアリの場合、女王アリが死亡するとフェロモンの影響が失われるため、それまで働きアリであったアリが卵を産むことがあるが、未受精卵なので生まれてくるアリは雄アリになってしまう。残ったアリは働くことをやめるなどして不活性化していき、やがてその家族は滅んでしまう。
他にも多くの亜科がある。亜科の区分は研究者によっても異なる。
Formiga | نمل | Formiga | Мравки | Mrav | Formiga | Mravencovití | Morgrugyn | Myre | Ameisen | Ant | Formiko | Hormiga | Muurahaiset | Fourmi | Formiga | נמלים | Mravi | Formiko | Formicidae | 개미 | Skruzdėlės | Skudra | Vitsika | Azcatl | Mieren | Maur | Maur | Formiga | Mrówkowate | Formiga | Sisi | Муравьи | Mrav | Ant | Мрав | Sireum | Myror | Karınca | 蚂蚁