アウトリガーカヌー
ここからアウトリガーカヌーはオーストロネシア語族と共に、西はアフリカ沿岸のマダガスカル、東は南米沿岸のラパ・ヌイ(イースター島)まで広まった。
注)実用的でないとの記述があるが、実際のダブル・アウトリガーカヌーで検証すると風上側への方向転換や帆走には全く問題がないとも言われている。通常のダブル・アウトリガーカヌーは、両サイドのアウトリガーが同時に水に接することはない。
現在、シングル・アウトリガーカヌーは、航海カヌーとしてはミクロネシアおよび域外ポリネシアの一部で使用されている。また、パドリングによって進むシングル・アウトリガーカヌーは、ミクロネシアおよびポリネシア各地で使用されている。近年では、シングル・アウトリガーカヌーによるレースも盛んに実施されており、競技用のシングル・アウトリガーカヌーの規格としてOC-1、OC-4、OC-6などがある。
また、人類がリモート・オセアニア海域に拡散していく過程で、より大きな浮力を確保し、長期間の航海に対応できるようカヌー本体を左右に並べたダブルカヌーがポリネシア文化において考案された結果、ポリネシア人の航海術は急速に発達し、ハワイ(Hawaii)、イースター島(Rapa Nui)、ニュージーランド(Aotearoa)のポリネシアン・トライアングルと呼ばれる広いエリアに移住していった。ダブルカヌーを祖先とするカタマランタイプの船体は、近代においてもヨットや連絡船など、様々な用途にあわせて発達している。
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