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ろう者聾者、ろうしゃ)とは、聴覚障害者の一区分である。ろうあ者聾唖者)ともいう。

主に、聾学校卒業者や日本手話使用者、デフコミュニティに所属している人が、自分のこと(自分のアイデンティティ)を「ろう者」とする。音声言語獲得前に失聴した人が多い。また、聴覚障害者という言葉は『障害』が含まれているので、それを嫌う人も自分のことを「ろう者」と表す。手話を堂々と使い、聞こえない自分を肯定している聴覚障害者は「ろう者」が多い。

医学的基準からの「ろう」


医学的な基準では、両耳100dB以上の最重度聴覚障害のことをろうという。しかし、現在では一般に、医学的背景ではなく、文化的背景で判断される。英語では、医学的背景からの「ろう」はdeafと表し、文化的背景からの「ろう」はDeafと表す。

例を挙げると、失聴時期や育った環境(インテグレーション経験者)によっては、両耳100dB以上の最重度聴覚障害であっても、自分のこと(自分のアイデンティティ)を難聴者中途失聴者とする場合がある。また、老人性難聴によって両耳100dB以上になった老人が自分のことを「ろう者」と言うことはない。

「聾唖」について


聾唖(ろうあ)の「唖(あ)」は、しゃべれない事を意味する。昔は、音声言語を獲得することが不可能だったため、「耳が聞こえない」から「しゃべれない」は成り立っていた。しかし、現在は
  1. 口話法・高性能の補聴器・早期訓練などによって、訓練すればある程度はしゃべれるようになった。(ただし、聴者と全く同様にはしゃべる事は出来ない。「車椅子の人が立って、なんとか歩ける場合もある。しかし「健全」者と全く同様に走ることはできない。」というのと同じ。)
  2. 音声言語」ではなく「手話」でならしゃべれる(意思疎通が図れる)。
ということもあり、『ろう』という言い方が一般的になった。全日本ろうあ連盟の名称は、『ろうあ』という言い方が一般的だった時代の名残である。

関連項目


外部リンク


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