潮汐(ちょうせき)とは、海水面の高さが周期的に昇降する現象のことである。単に潮(しお)とも言い、「潮」は朝のしお、「汐」は夕方のしおを指す。
海水面が最も低くなる時を引き潮(ひきしお)・干潮(かんちょう)、最も高くなる時を満ち潮(みちしお)・満潮(まんちょう)という。干潮と満潮とを合わせて干満(かんまん)という。
引力は天体からの距離の2乗に反比例するが、潮汐力は3乗に反比例する。また、これらの力は天体の質量に比例する。地球から太陽までの距離は月までの距離の約390倍あり、太陽の質量は月の質量の約2700万倍ある。これから計算すると、太陽の引力は月の引力の約180倍であるが、太陽の潮汐力は月の潮汐力の約0.45倍にしかならず、月の潮汐力の影響が大きい。月の潮汐力を太陰潮、太陽の潮汐力を太陽潮という。
垂直・水平それぞれの方向に、干満の差が大きい海岸、小さい海岸がある。砂地のような傾斜のなだらかな場所では、水平方向にして数百~数千メートルにも及び海岸線が変化することがあり、干潟として豊かな生態系がはぐくまれている。
上弦(8日)や下弦(23日)の頃には、月・地球・太陽が直角に並び、太陰潮と太陽潮とが打ち消し合うため小潮(こしお)となる。
小潮の末期の、上弦・下弦を1~2日過ぎた頃(10日・25日頃)には、干満の差が小潮よりもさらに小さくなり、干満の変化がゆるやかに長く続くように見える。これを長潮(ながしお)という。
長潮を過ぎると、次第に干満の差が大きくなってゆく。この状態を「潮が返る」と言い、長潮の翌日のことを若潮(わかしお)という。
大潮と小潮の間の期間を中潮(なかしお)という。
現在では、月と太陽の位相(黄経の差)によって、以下のように定義されている。
なお、干潮、満潮の時刻は、海洋や港湾の海水の液体の固有振動のため、月や太陽が最大高度になって潮汐力が極大になる時刻とは一致しない。
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